第一章 クリアリングマップ
1、クリアリングマップの書き方
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①テーマを決める
②紙の中央にイラストを描く。
③思いつくままに書く。
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① テーマを決める。
テーマに正解はありません。
解決できたらスッキリすること、モヤモヤしていること、明確にしたいことが良いです。
ただし、深掘りが苦手な人は具体的な場面がテーマな方が良いです。
例えば、「〇〇の時に〜〜ができなくてモヤモヤした」などです。
決めたら紙の左上など、隅の方にテーマを忘れないように書いておきます。
② 紙の中央にイラストを描く。
テーマについて思いついたイラストを紙の中央に書きます。
中央に文字は書きません。
文字を書いてしまうと、テーマにこだわりすぎて、流れに乗りにくくなり、潜在意識に繋がらなくなるからです。
例えば、ある方は「表に出たくない理由」と書いて、描いたイラストは「土の中から出て来る芽」でした。
テーマもイラストも正解はありません。あなたの中から溢れて出てきたものが正解なのです。
③ 思いつくままに書く。
イラストを見て、思いついたことを流れのままに書いてください。
思いついたまま、正直に書いてください。
なぜなら、その思いついた言葉の流れがあなたの潜在意識の道で、書かれた言葉は潜在意識の地図だからです。
以前こんな方がいました。仮にAさんとお呼びします。
テーマは「したい結婚とは?」。
中央のイラストは「ウェディングドレス」。
書き始めに思いついた言葉は「両親の結婚は最悪」でした。
「したい結婚」と、「ウェディングドレス」は延長線にあるかもしれません。
でも「したい結婚」と「両親の結婚は最悪」は一見、真反対のように感じるでしょう。
真反対だったり、関係ないと思われる言葉こそが、
人生が変わるための詰まりになっていることがあるのです。
なので、クリアリングマップでは溢れ出てきた言葉を大切にします。
Aさんの「したい結婚」を知るために、
まず必要だったのは、潜在意識の入り口にあった「両親の結婚は最悪」だったのです。
その後もテーマから外れているように見えても、
自分の中から溢れ出てくる言葉をただ書き出していく作業を進めていきます。
Aさんの場合は、両親の結婚からこれまで付き合った男性への恨みが出てきました。
男性を恨んで恨んでいるのですから、
顕在意識の上では結婚したくても、潜在意識では結婚を遠ざけてきたのです。
なぜ結婚したいのにできないのか理由を知ることができて、安心されてました。
さらにこれまでわからなかった「したい結婚」がやっと腑に落ちたそうです。
それは「自分を一番にしてくれること」でした。
潜在意識は思わぬことを溜めこんでいます。
溜め込んでいると、本当の自分がわかりません。
流れのままに書くことは潜在意識の道となり、書かれた言葉の全てが潜在意識の地図なのです。
普段、私たちは自分に対してものすごく厳しい目で見ています。
これは正しい、正しくない。これは良い、これは悪い。この自分ならマル。この自分はバツ。こんな自分は嫌い。この自分なら良い。
その延長線上に、これは書いていい、これは書いてはいけないという判断があります。
この判断が潜在意識の道を閉ざしていたのです。
どんな自分も全部、本当の自分です。
醜い自分ほど、隠されている分、ものすごいパワーを持っています。
全部の自分をただ俯瞰できるようになると、
浄化がおきます。涙を流される方もいます。笑っちゃう方もいます。
心にゆとりができて、本当はどうしたいのかがわかります。
自然と行動ができて、流れるように人生が変わっていくのです。