一人の少年のこと | ユース・サポート・センター友懇塾

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相談活動や,日々の思いを代表者井内が日記を書いています。

一人の少年と長時間話をした。高校1年生になって僅か数ヶ月で行かなくなった。何故行かないというと、机の前に10分座っているのがやっと。表に出ようとする少年に先生が注意をすると「むかつく」「いらいらする」と答える。我慢することができない。すべて自分が中心で、話も人の話を聞こうとしないし認めようとしない。仕事も事務的な仕事はできない。労働して常に体を動かす仕事がいい。頭で考えるような仕事はしたくないともいう。中学の友達は一生の友達ではない。これから高校生生活や社会に出て知り合う人一人一人がこれから先の君の友人になると話しても理解できない。両親と3人で話をしてよく考えて学校を辞めること。それから先のことなど相談して結論ができたら電話をしてこいと話をした。その少年から一昨日電話があり、就職は友達が働いているところに一緒に働くことにした。井内さんが紹介してくれるという会社は今回遠慮するいう返事だった。そしてその母親から先程連絡があった。一緒に話したが何の進展もなかった。私にご迷惑おかけしましたという。これから先子ども自身に何をするかやらせてみましょう。どうなるか結論を自身で見つけないと対応が難しい。母親にもあまり厳しいことばかり言うとおかしくなるのでそっとして自身に考えさせるようにしてみましょう。その先のことは後で考えましょうと言って電話切った。子ども考え方は自己中心で人のことを考えることなどやはり難しいのか、この少年の対応には苦慮する。話す内容が中学生1年程度の話だから。