小さい頃からお世話になってた爺さんが
亡くなってから、四十九日が経った。
なので、仕事の合間にちょっとだけ、
手を合わせに行った。
仏さまになった爺さんに。
そしたら、曾孫ちゃんが
ちょうど七五三のお着替え中。
イヤイヤ言って、
なかなか着替えない。
数年前の我が子なら、イラッとしたかもなー。
(早く着て、予約した時間に写真撮影もあるし、神社にお詣りに行かなんし、で)
しかししかし、今はただただ
イヤイヤ言ってる姿が
可愛いくてたまらない。
亡くなった爺さんも、
きっと目を細めて可愛い可愛いと
見守ってくれてるに違いないな。
爺さんと私は、血も繋がってないけど
爺さんを思い出す度
頑張っていこうと思えるから不思議。
爺さんの長男であるSおじちゃんから
「なーーん、爺さんはね
あがん自由に、好き勝手に生きたて思われよるばってんね、たいーぎゃ我慢した人生だったと思うよ」って聞かされた。
そうなんだー。
私には知らない部分の、爺さんの我慢。
あんな奔放で、場を賑わせて
自分の意見をビシッと言って、
周りの調整役をかってでてた爺さんでさえ、
我慢というものをしてたんだ。
そうかー。
命は、曾孫ちゃんたちに
繋がっていってる。
亡くなっても、繋がっていくものが
ちゃんとある。
やっぱり、尊敬する爺さんだ。