おんがくとは。 | ヴァイオリン弾き“きゅうちゃん”のひとりごと〜清岡優子's blog〜
この7月は、小田原まで3回ほど通ってきましたニコニコ
小田原、5年以上ぶりだった気が。


「シグナス合唱団」という小田原の合唱団の定期演奏会に、独奏ヴァイオリンとしてお招きいただきました

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今回お声かけくださったのは、指揮の青木雅也先生。
青木先生は、私が中学生の時に所属していた清泉女学院管弦楽部の指揮者&編曲家でいらして、その時に始まったご縁なのですが……

その部活で私はヴァイオリンではなくホルンを吹いていまして……

青木先生にヴァイオリンを聴いていただく機会は一度もないまま卒業。


運命の再会は、大学院時代。
大船のルミネでばったり

そこで初めてちゃんと会話をし、ヴァイオリニストとして頑張ってる事をお話ししました。


しかしここからまたしばらーーーく何もなく。


約10年後の昨年、ひょんなご縁から、私の出演する室内楽コンサートの客席に青木先生の姿が

その時はブラームスのピアノトリオNo.1を演奏したのですが、その時の私のヴァイオリンを聴いてピンときたそうです

「前々からコーラスでやってみたかったR.シュトラウスをこの子のヴァイオリンでやりたい」と


ぅおぉおー


演奏家冥利に尽きます



人生って、本当に何があるかわかりませんね。
もしあの時の本番で不本意な演奏していたら……
こんな素敵な再会はなかったと思います。
1つ1つの本番に全力で取り組む。
その積み重ねが全てです



さてさて、そんな感動的なご依頼をいただき、練習に1回参加。
そして前日のホール練習を最初から客席で聴いていました。

そこで鳥肌が立ってしまったのです


「なんて素晴らしい表現力なんだ」


みんながのびのびと、一生懸命に「音楽」している。
そして純粋に、「音」を「楽しんで」いる。


あー、音楽って、本当はこうあるべきだよねって、改めて感じたのでした

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感動して何度視界が滲んだことか……
テクニックは完璧じゃないんですけど、それを超えた音楽性が心に突き刺さりました


舞台照明にもいろいろこだわった演奏会で、曲によっては、指揮の青木先生が伴奏をしたり……

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(この時、伴奏ピアニストは歌ってます)

いかにお客様を楽しませるかが考え尽くされた演奏会でした!


私は、R.シュトラウスの作品を演奏。

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心から湧いてきた表現を、そのまま音に乗せてみました


プロとして演奏家をしていると、純粋に音楽を楽しめないことも多々。
でも、どんな時でも、音楽を愛し、楽しむ心は忘れちゃいけないなと、改めて再確認いたしました



青木雅也先生のアレンジも素晴らしいものがいっぱい!!


泣けます、どれも。
ぜひ、楽譜を手にされてくださいね!!



さぁ、また頑張ろう
シグナス合唱団のみなさま、青木雅也先生、ありがとうございました!