最初の一歩。 | ヴァイオリン弾き“きゅうちゃん”のひとりごと〜清岡優子's blog〜
先日、夫・宮地藤雄が主催する第1回YAMANASHI Jr TRAIL RUNの前夜祭で、参加した子供たちにヴァイオリン体験会を開きました。

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弓の持ち方など細かい事は置いておいて、「音を出す」という事を体験してもらいました音譜

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ヴァイオリンに触るのが初めてとはとても思えない馴染みっぷり。
みんなとっても上手でした合格


私がヴァイオリンを始めたのは3歳10ヶ月チューリップ赤
あれから29年。
よく続けてこられたものです。

ヴァイオリンを難しいと初めて感じたのは、高校生の時かなぁ。
例に漏れず基礎練習が嫌いでコッソリ手抜きしていたために、「音程」がいつもいつもつきまとう課題でしたショック!
表現したい感情はどんどん溢れてくるのに、それを表現するだけのテクニックがなかったんですガーン
「頭で考えて練習する」という習慣もなかったんですね叫び


大学受験は練習量でなんとかクリアし、東京藝術大学に入ってからは、上手い人の技術を盗み、日々研究。
それでも空振りな音楽人生でしたが、大学院に進み、恩師から勧められたのがこれ↓

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ハチシュラディークハチ


当時の私には聞いたこともない名前でしたが、早速これを購入し、再度、基礎固め。
それからというもの、手放せない大切な一冊になっていますクローバー

最近は、疲れていてなかなか練習するだけの気力が起きない時も、このシュラディークだけはやりたいと思えるんです。
精神安定剤かな?笑


基礎が安定すると、いろいろな事を表現できるようになってきます。
様々なオプションをつけられる感じですかねにひひ

何歳になっても、基礎は大事。
音楽家を目指して頑張っている方たちも、最初は楽しくないかもしれないけれど、騙されたと思って基礎練習に重点を置いて、コツコツと土台を固めてくださいね恋の矢


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5月31日(日)
あらえびすの会コンサート@イタリア文化会館 アニェッリホール
パガニーニ:ラ・カンパネラ(クライスラー編)を弾きますニコニコ
15:00開演