11月22日 小雪しょうせつ。
本日より二十四節気の小雪となります。
紅葉していた葉が落ち始めて徐々に山に雪が降り始める季節となります。
雪が降り始めたら...
Amid The Falling Snow
2005年リリース。
♪思い出すわ 眠れなかった夜を
ろうそくの明かりの近くで読んだ本
窓ガラスから見えるのは雪降る新しい世界
数え切れない羽根が降ってくる
数え切れない星が降ってくる
雪降る中たくさんのことを見つけられる
私はきっと降っていく
地に触れたらいいのかしら?
暗闇の中音はたてない
冬の夜の静けさは思い出をよみがえらせる
雪を照らす青い月明かりを思い出す
窓をしめて空に向かって白い涙を流す
雪の中 ろうそくの明かりがすべてを照らす
様々な気持ちが心の中で葛藤していた。糸が複雑にからんでしまったようで自分でもほどけずに途方に暮れていた。
いつそんな糸を呑み込んでしまったのだろう。
考えてもどうにもならず、糸が心に複雑にからみつくだけ。
糸が心をしめつけて苦しくて、不安で眠れない夜。
ろうそくの明かりを頼りにしてみてもからんだ糸をほどくことはできずに、呑み込んでしまった糸の存在を忘れるために本を読む。
しかし闇夜の静けさは心の中の糸を思い出させる。
吐き出すこともほどくこともできない糸の存在に涙する。
ろうそくの明かりは、ただただからみあった糸を照らすだけ。
いく日悩んだのだろう。
いく日からんだ糸をかかえていたのだろう。
何をしていてもからんだ糸の存在が自分自身を苦しめる。
いったいいつまであがき続ければいいのだろう。
不安になるたびに、さらに糸がからんで心をしめつけてくる。
もうこれ以上は心をしめつけることはできない、糸が心にくいこみ、これ以上は無理、限界と叫び出したとき、ニットの袖に落ちる雪。
ニットの繊維に触れた雪の結晶を目にしたとき。
もう失うものなんかない。全て失った。もう守るものもない。どうなったっていい。これだけ苦しんで糸のみこまされたんだもの。もう怖いものなんかない。
雪は美しく小さな小さな結晶でできていて、すぐにその形もなくなる。
懸命にやって悩んで苦しんだ結果だもの。
雪みたいに形をなくしてもいい。
雪が降り、新しい世界をつくりあげていく。
窓ガラスから景色が白く変化していくのが見える。
もう怖いものなんかない。
気持ちが固まったなら、徐々にからんだ糸がほどけていくのを感じる。
からんだ糸が心をしめつけなくなり、少しずつ苦しみがやわらいでいく。
窓ガラスから見える白く変化していく景色。
雪がレース編みを広げていく。
一目、一目編み上げていくように、雪が降る様は白いレース編みのよう。
ほどけ始めた糸が一本の糸になり、自分の心にもレース編みができあがっていく。
苦しみ、悩み、それでも行動し続けた結果は、こまやかで繊細な白いレース編みとなる。
降る雪と共にレース編みになる。
心にも眼下にもレース編みが広がる。
美しいレース編みができあがっていく。
苦しみが消えていく。


