本音と建前〜建前の世界では成長しない方がかしこい? | Yukoのリズム...リズム...音は全てリズムでミュージックを奏でてる!

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十人十色。
我思うままに、徒然なるままに…クラッシックから邦楽まで音が奏でるものは何でも好き。雨音だってリズムを奏でてる…って感じで、様々な曲を中心にブログ投稿しています。



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5月27日 百人一首の日。

鎌倉時代の公家藤原定家が、百人の歌人から1人一首ずつ歌を選び編纂したものが百人一首。

その選ばれた百人一首を京都・小倉山荘のふすまにはり出したので、小倉百人一首となった。



百、ひゃく、100。

100 Years Ago

1973年リリースのアルバムGoats Head Soup...山羊の頭のスープに収録されています。

南米のどこの国だったかで、実際に山羊の頭をまるごと煮込んだスープがあるそうで、アルバムの中にスープの写真があり、まるで山羊が湯船に肩までつかっているかのよう。


♪森を散歩 目の前に一面広がる世界
 つぼみが次々花開き 空気は甘くて妙な感じ
 まるで100年前にいるみたい

 メアリーと門の上に座り
 空飛ぶドラゴンを見つめる
 なんて美しい日々なんだ 隠す秘密も何もない
 まるで100年前にいるみたい

 友人は皆不安そうな笑顔で
 かつての夢の外で生活している
 時には成長なんかしない方がかしこいと思う
 森を散歩するために旅に出た
 俺の眉間にしわが見えるだろ

 まずい赤ワインを飲む俺を見ても
 この俺 君が愛する俺を心配しないで
 時には成長なんかしない方がかしこいと
 思うだろ

 君はキスしてさよならするだろう
 そんなことはお見通し

 俺が隠れ去ったとしても許して
 なまけ者なんだって
 無駄にする時間なんかない
 そろそろ隠れ去る時だと思うだろう



現実にうんざりさ。
時間に追われ、人間関係に悩み、必死に笑顔で訴えてきたりしてるけど心の中は違うよな。
全て建前。本音を心の底にしまいこんで。
そんなごまかしにうんざりさ。

だから現実から離れてみる。
まるで100年前にいるような森の中。
次々と花開き、甘くて妙な空気、空をドラゴンが飛んでる森の中。
この世界には隠す秘密なんかない。
建前なんか必要ない。
本音だけの世界だ。



時には成長しない方がかしこいと思う

本音を隠して建前で生きて、自分ではうまく世の中を渡り歩いているように思っ゙てるんだろうな。

成長と共に余計なことまで学んで、建前ってほんとにかしこいことなの?
自分自身を隠してつくり笑顔でいることって、ほんとにかしこいことなの?

時には成長しない方がかしこいと思わないか

自分自身をごまかしておべっか使って人を利用して、そのごまかしにも気づかず、気づいていても気づかぬふりをして、おべっかに喜んで。
それを心底うれしいと思える?
ずるく利用されて何とも思わない?

まずいワインを飲む。
まずいかどうかなんて基準なんてない。その人その人によっておいしいかまずいかなんて、感じ方は違う。

おべっか使いながら飲むワインがまずいワインなんじゃないのか?!

自分自身を取り戻すために、ごまかしやおべっかの世界に染まらないために、100年前にいるような森の中を散歩する。



時には成長しない方がかしこいと思う

ずるくかしこくなることに焦点を当てて生きる。

ずるいことを企む時間を百人一首でも詠む時間にあてて、美しい大和言葉にふれ、目に映るものやそのときの状況にかけた心の機微の表現にふれてみる方が、心の栄養になると思わないか。

100年前、日本は大正時代。
大正デモクラシーにモボにモガ(モダンボーイ、モダンガール)
今の民主主義の礎が築かれ、洋装...現代ファッションのはしりがあり。


そんなことをサラッと学ぶ方がずっと自分自身にとって得だと思わないか。

俺が隠れ去っても許してくれ
みにくい建前の世界にいる意味が、いる理由がないだろ。


小倉百人一首 第十六番
たち別れ
いなばの山の
峰に生ふるまつとし聞かば
今帰り来む    中納言行平
去るけれど、因幡の山に生えている松のように君が待っていると聞いたならすぐにでも帰るよ。

松と待つをかけてるところが粋。
美しさの中に粋がある。

正しい気持ちで生きるようにする。そしてその中に粋さがある。
話す内容にも行動にもそんな粋さが出る。
そんな粋な生き方が目標だ。

時には成長しない方がかしこいかもしれないが、成長して自分自身の目標に近づいていくこともかしこさの1つであろう。