夢が誘ったあまのじゃく男君と意地っ張り子ちゃんの告白 | Yukoのリズム...リズム...音は全てリズムでミュージックを奏でてる!

Yukoのリズム...リズム...音は全てリズムでミュージックを奏でてる!

十人十色。
我思うままに、徒然なるままに…クラッシックから邦楽まで音が奏でるものは何でも好き。雨音だってリズムを奏でてる…って感じで、様々な曲を中心にブログ投稿しています。


5月9日 告白の日。

こくは告白の日。



告白して両想いってシーンでよく流れている。

I don't Want to Miss Thing

1998年リリース。
映画アルマゲドンのテーマ。


♪君の寝顔を見ていたい。眠りに落ちたくない。君が恋しいから何1つ見逃したくない。
君が夢の中で逢っているのは僕かな。
君の瞳にキスして 僕たちが共に過ごしていることを神に感謝する
いつまでも永遠に君といたいって内容の曲。


本当は君が起きているときにこの言葉を述べたい。
どんなに君が恋しいのかをきちんと告白したい。

君が起きているときに、面と向かってこんなことは言えない。
言ってる自分の姿を想像しただけで顔から火が出そうだ。

今は閉じている君の瞳が開いている様子を、2人見つめ合う様子を想像しながら告白する。


I Don't Want to Miss Thing.
君が恋しいから何1つ見逃したくない。

寝息をたてて眠り、つむってる君のまぶたを見つめながら告白しただけで、自分の顔が真っ赤になるのがわかる。
.......君が寝返りをうった瞬間、心臓がドクッと一瞬止まったかのようになり、顔から首から汗がにじみ出た。
この告白を聞いているはずはない。
君は眠っているのだからと、小さくフッと息をして安堵するが、自分の耳にも届くくらい心臓がドクドクしているのがわかる。

いつもはぶっきらぼうっていうのかな。
いつだってI Don't Want to Miss Thing〜君の何1つ見逃したくないって気持ちなのに、そんなことを口にできないんだ。そんな素振りも見せないようにしてしまうんだ。
自分はなかなかあまのじゃくなんだと告白する。
君の瞳にキスをしながら。




こんな気持ちだってきちんと君の瞳を見つめながら告白したいのにと考えながら、いつのまにか眠りに落ちていく。


まぶたが開かれ、目覚めた女性の横で寝息をたててスヤスヤと眠っている男性。

遊び疲れた子供が無防備に熟睡しているかのような無邪気な寝顔。



いつも何考えてるのかわからないのよ。とまどってばかりよ。
ぶっきらぼうな態度で、私が寄り添えば避けられちゃってるような感覚。
どうしたらいいのかわからないのよ。
優しくすればいいの?
私もぶっきらぼうな態度をとればいいの?
つかみどころがないっていうか、私への愛情はあるの?もしかしたらないの?
はっきり聞かせてほしいのよ。
眠ってるときは子供みたいにこんなに無邪気な寝顔してるのに。
このままだと心が傷ついてばかりなの。

いつもは到底できない告白が、自分の口から出たことに驚きとまどいつつ、今目覚めて開いたばかりの目に涙があふれる。
あふれた涙がぼとりと男性の髪に落ちる。

息を呑むようにして女性が男性の髪に落ちた涙をそっと手でぬぐい、男性の髪を優しくなでる。

男性がう〜んと声を出す。
ハッと驚き、あわてふためいた女性の手が男性の髪から離れて小さく宙に弧を描く。

子供のような無邪気な寝顔でスヤスヤと寝息をたてている男性の様子をみていたら、自分も子供に戻ったかのように素直な気持ちがわいてくる女性。

I Don't Want to Miss Thing〜あなたが恋しいから何1つ見逃したくない。

いつだってあなたを見つめてるの。
いつだってあなたが気になるの。
でも迷惑かもしれないって、そんな素振りは見せられないの。
私なかなか素直じゃない、意地っ張りよと告白する。
男性の髪をシルクでも扱うかのように優しくそっとなでながら。



そんなことを考えているうちに男性が目を覚ます。

首を動かして隣に女性が座っていることに気づき、女性の目を見つめる。
目覚めたばかりの目を見開いて。
女性も、今開かれたばかりの男性の目を見つめる。

君の夢をみてた。幸せな夢。
私もあなたの夢を。幸せな。

いつまでも一緒にいたい。
僕たちが出会えたことを、
私たちが共に過ごしていることを、
神に感謝します。

I Don't Want to Miss Thing.
君の、あなたの何1つ見逃したくない。

If It's Because I Miss You.
なぜならば恋しいから。
君が、あなたが、恋しいから。


あまのじゃく男さんに意地っ張り子さん、やっと告白できました。
もうあまのじゃくにも意地っ張りにもなりません。
少なくとも2人で共に過ごすときには。