世界観episode112 ~苦手克服ノススメ②-当たり前への感謝(自己肯定感epi12)

 

  

  

  前回は、

  苦手克服として特に 

  大切だと思った点を

  心の変遷加味して列挙し、

   

  ①苦手な人との関わり

  (コミュニケーション)

  ②感謝すること

  ③自分を諦めないと決めること

  ④「チンケな自分」を認めること

  ⑤嫌だと感じたことから学ぶ

   「それも良き、好(ハオ!)」と

   そこから何が気づけるかを

   拒否反応に負けずに行う

  ⑥湧いてきた負の感情を否定せず

   その上でプラスの感情の選択

  ⑦気質への執着の手放し

 

  そう思うに至った出会いについてを

  お話ししました。

    

 

   世界観episode111 ~苦手克服ノススメ①-2わらしべ長者的出会い(自己肯定感epi11)

  

  

  今回は

  苦手な人と関わることの大切さ、

  本丸に行く前に

  まず

  ②感謝することについてを

  ③自分を諦めないと決めること含めて

  お話しします。

 

  

  ②感謝することですが、

  本当に苦手でした。

 

  といっても、

  感謝しないわけではありません。

 

  繊細で落ち込みやすかったり

  仕事上でも抱え込みすぎたり、

  仕事上で人間関係に行き詰まった時、

  いつも人に助けてもらえました。

 

  その点については

  コーチングを学ぶ前から

  心底、本当に感謝していました。

  

  人の助けがなければ

  できなかったことが

  たくさんあるし、  

  その支えがあったから

  精神的に破綻せずに済んだのだろうなと

  思いますし、

  その温かみ・ありがたさを

  感じるからこそ

  「どうにかなる、

   私は困った時には誰か必ず

   乗り切るのを

   助けてくれる人が現れる、

  神様は私の味方だもん!」

  という根拠ない自信を

  持つことができたのだと思います。

  (※神様は特定宗教の神様ではなく

   天の神様?的な意味です)

  

  この妙な自身からくる希望のおかげで

  自死を選ばずに済んだのだろうなと

  思います。

 

  

  ・・・本題に戻ります。

 

  ここで言う感謝は、

  『「当たり前』を当たり前と思わず

  感謝する」ことです。

 

  このことは本当に苦手でした。

 

  それまでも

  幸せになるマインドを作るための

  コーチングを受けたことが

  あるのですが、  

  その時に、

  本当に感謝していたら

  自然と涙が出るはずだから、

  心から感謝ができていない

  的なことを言われました。

 

  合わせて

  他の受講生は

  感謝のあまり涙が出るというのを

  聞きました。

 

  この話を聞いて、

  まず私が思ったのは、

  「マズイ…

   私は出ない。。。

  ・・・私はおかしいんじゃないか、

  

  ・・・それは困る。

  感謝しているハズ。。。

  

  感謝の涙、出るよね!」と

  無意識に泣くように

  思考をコントロールして

  感謝の涙を流していました。

 

  コーチに

  失望されたくなくて

  ダメ出しされたくなくて、

  見放されたくなくて。。。

 

  もう何をやってるのかという感じです。


  見放されることは恐怖だったので

  今思えば必死で

  自分の心に嘘をついて

  嘘の涙、

  いわゆるクロコダイルの涙を

  流していました。

 

  

  HSS型HSPの

  人と違うことへの恐怖感と

  ちゃんできていないことへの

  恐怖感に突き動かされ

  お得意の自分の心に蓋をして

  感謝する姿を演じていました。

 

  今冷静に考えると、

  そんなことをしたら

  本末転倒、

  幸せになれるわけもないのですが、

  当時は必死でした。

 

  (コーチが叱るつもりは

  ないのでしょうが、

  泣けない私がそういう印象を受けて

  いただけです、念のため)

 

  そういったこともあり

  感謝は本当に苦手でした。

 

  人生設計図作成ワークショップinハワイで

  初めてちゃんと

  コーチングアカデミーの佐藤先生から

  「『当たり前』に感謝すること」の

  大切さを学び、

  信頼し尊敬する先生だからこそ

  正直に

  「当たり前の感謝ができない

  『当たり前』すぎて

  ない状態がわからない。

  わからない理由は

  『当たり前』だから

  なくなる状態が想像できないから

  だと思う」

 

  と訴えたほどです。

 

  ちなみにその時、

  佐藤先生からは

  「段階があるから焦らなくても

  良いよ」と諭されした。

 

  ・・・多分必死の形相を

  呈していたのだと思います。

 

  そんな私でも

  「当たり前」に感謝が

  できるようになりました。

 

  でもそれは

  「感謝すること」を

  練習したわけでも

  以前の私のように

  無理矢理思い込もうと

  したわけではありません。

 

  自己肯定感を上げる

  ワークをやることによって

  自己肯定感が

  以前より上がったから

  「当たり前」に感謝ができるように 

  なりました。

 

  もっとも

  『当たり前』ではない状態でも

  感謝することができている

  方の本を読んで

  衝撃を受けたのが

  『当たり前』に感謝が

  できるようになったきっかけ

  ではあります。

 

  それは

  以前ブログでも紹介したことのある

  大正時代に生まれで

  四肢切断の中、

  人を恨まず昭和まで生き抜いた

  中村久子さんの「こころの手足」です。

  

  中村さんは病から四肢切断、  

  貧困生活の中で自活を志し、

  (四肢欠損で裁縫や書道の芸を披露する

  だるま娘として芸人になる)

  数度の夫の早逝による苦労の子育てを

  福祉がほぼほぼ発達していない

  日本社会で

  関東大震災、

  第二次大戦を経験された方です。

 

  読みながら涙が止まりませんでした。

 

  自己肯定感が上がったからこそ

  感謝できる余裕が生まれました、

  私の場合。

 

  子供の頃に

  母に言われてから

  ずっと心の中にある言葉が

  あります。

 

  それは、

  「自信があるから

  自分の間違いを認められ

  間違った時に人に謝ることができる」

  です。

 

  勉強ができなかった頃の私は

  自分に自信がなく

  本当に謝ることができない、

  自分の間違いを認めることが

  できない子供でした。

  

  できるようになったのは、

  勉強ができて自分に自信がついて

  余裕が持てて、

  間違えたからといって

  私の全存在が否定されるわけではない

  そう思えるようになったからです。

 

  ・・・むしろ謝らない方が

  負けや間違いを認めないからカッコ悪い。。。

  分かる人には分かるし…

 

  そう思うようになりました。

 

  ですので、

  本当の意味での

  「ありのままの私OK」では

  ないのですが…。

 

  「当たり前」に感謝ができなかったのは、

  「当たり前」に感謝すると

  「辛い状況にある私」を否定する、

  そんな変な被害者根性が

  私の中にあったのだと思います。

 

  中村久子さんの本を読んで

  そんな自分が恥ずかしくなったのです。

 

  小さい子が

  自分の間違いを認めようとしないのも、

  「ごめんなさい」が苦手な子がいるのも、

  やはり自分の非を認めるのが

  怖いからだと思います、

  何某か自分が劣勢に立たされる気が

  するのを恐れるのだと思うのです。

 

  「『当たり前』に感謝ができる自分」

  になることを

  諦めなかったおかげで

  時間はかかりましたが、

  「感謝する」自分になれました。

 

  物事には

  やはり段階があるなと

  思います。

 

  ですが、

  諦めなかったおかげで

  自分が実は持っていることが

  色々あること、

  色々な人の支えにより

  自分の日常が送ることができていること、

  色々な人の愛情に

  気づくことができました。

 

  そうすると、

  やはり心が温かくなります。

  人のありがたさも

  以前より感じられるようになりました。

  そうすると、

  自分の存在が大切なものに

  思えるようになれました。

 

  人嫌いも以前から比べると

  劇的に回復し、

  人に関わることの苦痛・

  心の武装も軽装になれました。

 

  「感謝する」は

  自分が色々な人に支えられている

  ということを知ることができるので

  私にとっては実行して

  良かったことです。

  

 

  次回も  

  引き続き私の自分を好きになること、

  自己肯定感を上げるために

  やってきたことについてを

  お伝えしたいと思います。

  

  次回は

   ⑤嫌だと感じたことから学ぶ

   「それも良き、好(ハオ!)」と

   そこから何が気づけるかを

   拒否反応に負けずに行う

  についてお話しします。