世界観episode101 ~私が自己肯定感を上げるためにしてきたこと(自己肯定感epi①)

 

  

  

  前回は、

  TikTokに投稿した

  HSS型HSPはつい、

  自分にだけは厳しくして

  ダメ出しをする癖を持っているが

  これはセルフイメージを損ない、

  自己肯定感を下げることに

  つながってしまうことなどを

  お話ししました。

    

 

   HSS型HSPの日常・自分にだけつい厳しくダメ出しすることの隠れた弊害

  

   

 

  今回は前回に少しお話ししたこと、

  自分を認めることができず

  自己肯定感が低いことに

  長く悩んできた

  HSS型HSPの気質の私の

  人生の目的が

  「自分を好きになること、

  自己肯定感をあげること」であることに

  関連したことをお話しします。

 

  今回お話しするのは

  自己肯定感が本当に低くて

  自分を認めることができなくて

  人との比較から

  自己否定のセルフトークが

  やめられず

  そんな自分を許すことが

  できなかった私が

  変わり始めたことについて

  (行動編)についてです。

  

  

  HSS型HSP特有の

  好奇心旺盛さと

  思い立ったら

  やらずにはいられない衝動性のため 

  私は色々なことをやってきました。

 

  

  人生の目的を達成するためには

  途中で目標があります。

  

  その達成目標ですが、

  振り返ると

  「それができるようになると

  =その目標を達成できると

  自分を好きになること、

  自分を認められるようになること

  =自己肯定感を上げることに 

  近づく」という図式を

  ちゃんと踏まえていました。

 

  コーチングでいうところの

  目的を達成するための

  目標がちゃんと一致していた

  ということです。

 

  人生の目的を自覚して

  色々やってみていたわけでは

  ないのですが、

  自分の中で「これをやったら」

  =逃げずにやるのが

  絶対必要!

  と思っていたのは

  当たりだったようです。

 

  やってみたいと思った動機もシンプル。

  ①メンタルが強い時には

  より素敵な自分になりたい、

  自己卑下から卒業したい

  (基本自分に自信を持っている時なので)

  ②「できない」と逃げるのではなく

  「できる」ようになりたい

  (敵前逃亡する自分は嫌)

  

 

  この2つにつきます。

  もっともこの2つも

  根本的には

  「自分をどうにかして好きになりたい」に

  集約されます。

 

  自分に自信がある時でも

  私は素敵な人を見るとつい 

  無意識に自分と相手を比べて

  自分の持っていない相手の良さを

  羨み自分の「不足部分」に気づき

  「あー。。。」少し

  自己卑下する癖がありました。

 

  言ってみれば

  「薔薇に憧れる向日葵」です。

  (※向日葵には向日葵の良さがあるのに

   そこを否定してひたすら

   薔薇に憧れるという

   無い物ねだりなお話です)

 

  メンタルが強い時は

  「いや、でも私も良いところあるもん♪」

  と乗り切れるのですが。。。

 

  それでもそんな思いが絶えず

  心によぎるのは苦しくて、

  できれば解放されたいと

  ずっと願っていました。

 

  結局のところ、

  「ありのままの私」を

  肯定する力が弱かったのです。

 

  行動力があったおかげで

  少しずつでも

  「やればできる」

  「頑張ってやったもん!!」の自信貯金は

  たまっていったように思います。

 

 

  例えば、

  逃げずに挑戦したことの一つに

  数年前に挑戦した

  ピンヒールを履いて

  綺麗な女性の集団に混じって

  コンテストに出ること。

 

  具体的に言うと、

  ミセス・オブ・ザ・イヤーという

  ミセスのコンテストの第一回目に

  参加したことがそうです。

  

  ※ミセス・オブ・ザ・イヤー第一回目

  ピンヒールを履いて

  ドレスを着てスピーチ。

  コロナ禍だったので観客を前にした

  コンテスト形式はありませんでした。

  ちなみに靴は確か14cmヒール、

  靴底も歩きやすいよう厚みがありますが)

 

  このコンテストに出ることになったのは

  そもそも

  ずっと逃げていた

  「ピンヒールを履いて颯爽と歩きたい」

  という願いを叶えるために

  ウォーキングスクールに通ったことが

  きっかけです。

 

  体幹グラグラで

  ピンヒールなんてとんでもない。。。

  そんな状態からのスタート。

 

  後日談の笑い話として

  ウォーキングスクールの先生も

  密かにどうしようかと

  思われたほどの酷い有様でした。

 

  ピンヒールを履いて歩く!

  この目標を叶えるべく

  毎日欠かさず

  家で体幹を鍛えるレッスン、

  ピンヒールを履いて

  歩く練習をしたおかげで

  なんとか歩けるようになりました。

 

 

  ちなみに

  このコンテストに出るまでは

  私のヒールの高さの最高は7cm、

  大体4.5cm〜5cmヒールを愛用、

  たまに頑張って6cmヒールを履く、

  そんな、

  ピンヒールには

  全く縁のない生活をしていました。  

 

  私はバランスが悪いので

  ピンヒールは足が痛いし無理…

  うまく歩けないし…

  とずっとピンヒールを忌避していました。

 

  しかも外反母趾気味で

  甲高、足が幅広いということもあり

  ヒールが高い靴を履くと

  「纒足…」と思うくらい痛いので

  諦めていました。

 

  それでも

  ピンヒールで颯爽と歩く

  イタリアマダムに憧れつつ

  「健康にも悪いし…」と

  酸っぱい葡萄の狐よろしく

  ピンヒールを履かない自分を

  正当化して諦めて生きてきて

  いたのです。

 

  ピンヒールについて

  私が拗らせてきたのは

  姉が原因です。

 

  私の容姿や頭についての

  コンプレックスの源である姉は

  フェミニンな華やか目な装いが好きで

  ピンヒールが大好き。

 

  妊娠中も安定の良い

  高目のヒールを履き

  産後はピンヒールでベビーカーを

  押すような人でした。

 

  そんな姉も

  最近はスニーカーも履くように

  なったようですが、

  それでも靴は

  今もやはり基本はピンヒール。

 

  本人によると

  足が綺麗に見えるし筋肉が鍛えられる

  からピンヒールを履くとのこと。

  要は本人によるとある意味

  気分を上げ、

  かつ気合いを入れる

  大切なアイテムの一つのようです。

 

  ちなみに姉の武勇伝に

  イギリスに住んでいた時に

  バスでスリにあって、

  ピンヒールなのに走って追いかけて

  財布を取り返した

  ということがあります。

  (両親が目撃し、

   すっかり逞しくなって。。。。

   と遠い目で語っていました)

 

  

  ・・・話を戻します。

  そして、

  そのウォーキングスクールの

  講師の勧めで

  せっかくピンヒールで歩けるように

  なったのだから

  もう少し頑張ってみない?という

  ご縁から

  このミセスのコンテストへの出場を

  決めました。

 

  美魔女の祭典なら、

  コンプレックスを消す絶好の機会!

  出ねばならぬ!!

  そう思ったのです。

 

  私は自分に

  ほっそりした足ではないこと、

  華やかな顔立ちではない和顔なことに

  コンプレックスがありました。

      

  「『綺麗なTHE・女性』タイプの

  華やかな女性を前にすると

  つい気後れしてしまうのです。

   

  メンタルが落ちていない時には

  自分の楚々とした、

  年寄りも若く見られる奥二重の顔を

  知的な顔立ちで良いじゃないか!と

  正当化して、

  復活が早いのです。

 

  頑張ったおかげで

  ピンヒールで歩けるようになりました。

  

  私の中の

  「どうせ無理…私なんて…」を

  一つ克服できました。

 

  しかもプロの方にヘアメークを

  していただくと

  楚々とした私の顔が

  色香も漂う別人の艶やかさ。

  

  どれくらい別人級かというと、

  姉も姪っ子も

  コンテストのDVDを見せた時に

  私と気づかなかったくらいです。

  

  私の中で自分の可能性を

  一つ発見しました。

  「手を掛ければちゃんと

  素敵になれるんだ!

  諦めなくて良いんだ!」

 

  普段はピンヒールを履くことは

  やはりありません。

 

  とっておきの時だけです。

  

  それでも「履けるけど履かない」のと

  「そもそも履けない」は

  私の中で大きな違いがあり、

  「履けるけど履かない」にして

  「履かない選択」をしたかった、

  逃げずに挑戦して

  「素敵になる!」を諦めず

  頑張った私になるという

  目的は達成することが

  できました。


  この行動のおかげで

  たくさんあった私の劣等感が

  一つ減りました。

 

  何より私の中で

  「『できない』を逃げているよね!」

  という自分責めが止んだのが

  何よりほっとすることでした。

 

  「敵前逃亡は私らしくない」

  この「より良い自己への憧れ」は

  HSS型HSPの持つ

  ある意味避け難い”業”のようなものだと

  思います。

 

  この思いと

  「『やらないこと・逃げること』を

  是としないで自分責めをする

  ことがセットなのです。

 

  負けず嫌いさも相まって

  やらないことへの自分責めと

  やってみた時の

  失敗への羞恥心や恐れや不安とが

  セットで自分をどんどん追い込み、

  疲れてきて

  「もういいや。。。」と

  無気力になりそうになります。

 

  そうするとまた

  逃げたことへの責めが始まります。

 

  HSS型HSPの

  「より良い自分」への憧れと

  道徳的?完璧主義が

  鞭打つため、進化はします。

  

  それでもその進化は苦しいもので、

  「ありのままの自分」を否定し、

  「できていない自分・未熟な自分」を

  認めないから

  この苦しさが続くのだと

  最近ようやく腑に落ちました。

 

  自分を認められるように

  なってきたおかげで気づいたのは

  「私はより良くなりたい・

  やれることは自分のために

  極力やりたい。

  逃げない私が好き」

  だということです。

 

  同じ「逃げない」でも

  前より悲壮感が減り、

  優しい目線で長期的な目線で

  自分を捉えることが

  できるようになりました。

 

  「諦めない」そんな

  「自分への信頼感」が

  前よりも強くなったおかげだと

  思います。
  

  私にとって「自分を認めること」は

  「自分への好き」を増やすこと。

  「自分を好きになる努力を惜しまない」

  =自分を大切にしようとすること

  なのだと最近気づきました。

 

  40代が終わりに近づくと

  若い頃に希望的観測や

  勢いで乗り切れていた部分への

  「非現実性」や

  「逆算した時間での行動の必要性」

  に気づくようになります。

 

  そういう意味で

  40代を過ぎてから、

  人生をより充実させて

  生きていくためには、

  「自分を認め自分の基準で生きる」が、

  今までよりずっと

  大切になってきます。

 

  クーパー博士の言われる

  「ありのままの自分を認める」ことの

  大切さを切実に感じます。

  

  

 

 

 「傷つきやすいのに刺激を求める人たち」

    ~フォレスト出版

   トレイシー・クーパー著

     (カリフォルニア

     統合学研究所の統合学哲学博士。

     HSPのアーロン博士の

     ドキュメンタリー映画にも

     出演、自信もHSS型HSPと公表)

   時田ひさ子監訳

    (HSS型HSP専門心理カウンセラー)

   長沼睦雄監修

    (精神科医)

 

 

 

     

  明日も、  

  引き続き私の自分を好きになること、

  自己肯定感を上げるために

  やってきたことについてを

  お伝えしたいと思います。