世界観episode102 ~そもそも自己肯定感とは何ぞや?(自己肯定感epi②)

 

  

  

  前回は、

  自己肯定感がものすごく

  低かった私が

  自分を認め・好きになるために

  してきたことのうち、

  ピンヒールを履く・

  キラキラ女子の世界に入って

  気後れしない練習をしたこと

  などをお話ししました。

    

 

   世界観episode101 ~私が自己肯定感を上げるためにしてきたこと(自己肯定感epi①)

  

   

 

  今回は、

  もう少し何を考えて

  そうしたのかということを

  お話したいと思います。

 

  でないと行動が

  単なる好奇心に駆られての

  行き当たりばったり的な感じに

  見えてしまうので。

 

  私の中では

  「全ては自己肯定感を上げるため!

  自分を好きになり認めるため!」

  に尽きているのですが…。

 

  そもそも

  自己肯定感を上げることが

  必要かどうかです。

  

  長くなるので

  今回はこのお話に絞ります。

 

  私の人生の目的でもあるのですが、

  Twitterや他のネットでの

  自己肯定感の投稿の中には、

  (HSPに限らずの話として)

  「自己肯定感を上げる必要はない」

  という意見もあります。

 

  理由は、

  「自己肯定感を上げる」と思うと

  「自己肯定感が低い」に

  フォーカスが当たり、

  結果自己肯定感が

  低い自分を否定することに

  つながるからとのことです。

 

  また、

  低いからこそ

  「成長できる、

  無理に上げる必要はない」

  ということも

  理由にあげられていました。

 

  どちらの理由も

  理解できます。

 

  というのも、

  どちらも

  「自己肯定感が低い

  ありのままの自分を認める」

  という主張だからです。

 

  この点について、

  私も以前Twitterで投稿したことが

  あるのですが、

  「自己肯定感」とは、

  そもそも

  『自分そのものを認めること』です。

 

  それはつまるところ、

  『ありのままの自分』を

  認めること」に他なりません。

 

  自分を認められないのも自分なら

  それを否定することは

  結局自己否定するだけです。

  

  自分を認められない自分ごと

  認めてしまえば良いのです。

  それこそが

  本当の意味での自己肯定だと

  思うのです。

 

  「人を許せなくても、

   自分を好きになれなくても、

   自己肯定感が低くて

   自分を認められない自分でも

   いいじゃない」  

 

  この考え方です。

  別の時には下記のように

  投稿しました。  

 

 

 

  

  ブログでも紹介しましたが、

  TikTokではもう少し踏み込んだ

  投稿をしました。  

  HSS型HSPの日常・自己否定に傷つきつつも人としての理想に到達したい人々

  

 

  では、

  自己肯定感がなぜ大切なのか?

 

  それは、

  1つには

  「自分を認めること」だからです。

 

  自分を認められると

  自分を責めなくなるので

  気持ちが楽になれます。

 

  クーパー博士も著書の中で

  「人との違いを受け入れ

  ありのままの自分を認めること」

  の大切さについて

  触れられていました。

 

  この

  「自己肯定感が低いままの自分でも良き」

  と思った時から

  私はうんと楽になれました。

 

  では、

  自己肯定感が高いと

  どういう良いことがあるのか?

  5つの良いことがあります。

 

  それは

  ①「未熟な自分」を

  受け入れられるようになり、

  自分に自信を持てるようになります。

  ②自分を好きになれます。

 

  そして、

  ③失敗すること

  (何かをやってみること)への

  恐れがなくなり、

  ④最終的に成長していきます。

 

  ⑤HSS型HSPが心の奥底に常に抱く

  切実な思いを叶えることに

  通じます。

  HSS型HSPは

  「より良い自己になること」

  「死ぬ時に後悔したくない」

  「荒波は乗り越えて

  自分にしかできないことをしたい」

  そんな思いを強く持っています。

 

 

  とはいえ、

  私も「自分を認められない自分」を

  認めても、

  心の隅では

  「そうはいっても…」と

  自分の望む「なりたい私」に

  近づけないことに苛立ちは

  常に感じ、

  落ち込みや自己嫌悪は常でした。

  

  というのも、

  「自己嫌悪する自分」を

  禁じていないので、

  ある意味自己嫌悪・自己否定は

  し放題でした。

 

  コーチングアカデミーの

  佐藤先生に出会い、

  私の人生の目的「自己肯定感を上げる」

  に気づき、

  自己肯定感を上げるよう意識

  するようになった中、

  私を成功に導いてはくれたけれども

  同時に長く苦しめもしてきた

  「できない自分を否定しての成長」から

  卒業することの大切さを学びました。

 

  これが先ほどお話した

  「自己肯定感が上がると良いこと」

  です。

 

  ただ自分を好きになる、

  自分を認める、

  成長するということではなく

  本当の意味での 

  「自己肯定感」の大切さを学びました。

 

  つまり、

  自己肯定感とは

  「未熟な自分を受け入れること」

  「できなくなった自分を受け入れること」

  なのです。

 

  「『できる自分』を認める」

  というのは、

  条件付き自己肯定です。

 

  HSS型HSPは

  向上心が強いので

  現状否定からの成長をやりがちです。

  しかも、

  劣等感を凄まじい

  負の「頑張りエネルギー」に変え

  勉強や仕事で成功を収めることも

  多いです。

  

  このやり方で成果を上げたことで

  このやり方・この思考から

  逃れられず限界が来て

  苦しむHSS型HSPも

  多いのではないでしょうか?

 

  私がそうでした。

 

  この「否定からの成長」

  思考になると短期的には良くても

  長期的には人生が

  苦しくなってしまいます。

 

  それは単に成長だけではなく、

  もっと根源的な問題、「老い」です。

 

  未熟なできない自分はダメだし、

  老いてできなくなった自分はダメ

  ということになります。

 

  「老いてできなくなる」を 

  受け入れられないことの辛さは

  母を見ていて痛感しました。

  

  母は物忘れが増えたり

  さっさと動くことや

  頭の回転が落ち論理的思考が

  できなくなった自分に

  情けなさを感じ

  「バカ、バカ」と自分を罵り

  叩いたりすることがありました。

 

  優秀だった母、

  行動力があった母、

  本人もそのことに

  自信と誇りを持っていました。

 

  ですので、

  「できなくなること」が

  老いセットでやってくることは

  避け難いことだと

  頭で分かっていても

  心は受け入れ難かったようです。

 

  母の自分を責めるそんな姿を見ると

  母のつらさもものすごくわかるし

  (HSPの共感能力の高さです)

  見ている私もものすごく

  つらかったです。

 

  同時に

  将来の自分の姿を見るようで

  怖くもありました。

 

  ちなみに、

  そんな母の反面、

  母の母、

  明治生まれの祖母は

  「できなくなった自分」を

  静かに受け入れていたように

  思います。

 

  もちろん、

  祖母も多くを語らない人だったので

  「お腹の底から」そう思っていたか

  どうかはわかりません。

 

  ただ、

  祖母は状況を常に

  「ありのまま受け入れる」ことで、

  明治時代からの

  男尊女卑の保守的な田舎で、

  抗ったところで女では

  どうにもならないことが多かった

  時代背景から

  「抗わずに諦めて受け入れて」

  生きることを選んで生きてきたのだと

  思います。

 

  母はそんな祖母を

  反面教師として生きてきたのだと

  思います。

 

  つまり、

  二人の性格が

  「自分がどうにかしなければ!」  

  という「自力頼み」の

  差が大きかったことも

  あります。

 

  この祖母と母の差を思うにつけ、

  私も「できない自分」を否定し、

  「できるようになること」に

  固執してきました。

 

  このため、

  仕事ができることに執着し

  自分の存在意義を

  仕事に依存してきました。

 

  そして、

  「自分を認められないことを

  認めてもなお、

  自分を認められない自分を

  否定していた」のは、

  「現状維持に逃げること、

  成長を止めること」に

  つながることが怖かったのです。

 

  つまり、

  できない自分を受け入れることは

  自分を甘やかすことになる、

  成長が止まるのではないか

  という恐怖心です。

 

  この恐怖心に突き動かされて

  ずっと勉強したり

  行動してきたように思います。

 

  「できない自分を認めること」

  イコール

  自分を甘やかすことではなく、

  「認めた上でどうしたいのか?

  そうあるためには

  どうしていけば良いのか?」

  と考えていけば良いと知りました。

 

  あくまで

  「うん、今はまだできてないよね」

  と現状を確認して

  それで終われば良いのです。

  そこに

  「できてない、だめだ」という

  自己否定の言葉は要らないのです。

 

  「できない自分」を受け入れることは

  やってみて失敗する自分を

  受け入れることになります。

  

  成長にはつきものの失敗を

  受け入れやすくなり、

  行動しやすくなるのです。

 

  この点については

  以前に比べると

  垣根は低くなりましたが、

  それでも

  そもそもが私は世の中一般の

  普通の人よりも

  繊細なHSS型HSP 。

  

  世の人のように

  簡単にはいきません。

 

  このためにも

  「自分ならできる」、

  そう思えること

  「失敗して人に何か言われても

  大丈夫」、

  そんな気持ちになることが大切です。

  

 

  HSS型HSPは

  完璧主義でつい

  世の中一般で言う

  「謙虚であれ」に縛られ、

  自分を認めることが苦手で、

  高い道徳心や向上心から自分の

  未熟な部分に目が行きがちです。

 

  そんな時に

  自分を否定しないことが

  何より大切で、

  それが自己肯定感を上げることに

  不可欠な

  「高いセルフイメージ」に直結します。

 

  では、

  高いセルフイメージは

  どうやったら得られるのでしょうか?

 

  明日はそのことについて

  お話ししたいと思います。

  

 

  

 

 

 「傷つきやすいのに刺激を求める人たち」

    ~フォレスト出版

   トレイシー・クーパー著

     (カリフォルニア

     統合学研究所の統合学哲学博士。

     HSPのアーロン博士の

     ドキュメンタリー映画にも

     出演、自信もHSS型HSPと公表)

   時田ひさ子監訳

    (HSS型HSP専門心理カウンセラー)

   長沼睦雄監修

    (精神科医)

 

 

 

     

  明日も、  

  引き続き私の自分を好きになること、

  自己肯定感を上げるために

  やってきたことについてを

  お伝えしたいと思います。