HSS型HSPの日常・10人中9人が賛成しても1人の反対で落ち込む
前回は、
HSS型HSPの
TikTokで紹介した
心配性で悲観主義で
自己肯定感が低めで
「根拠のない自信」を持っていると
よく言われるが、
その実根拠がないわけではない
ことについてを
中心にしてお話ししました。
HSS型HSPの日常・よく言われるHSS型HSPの「根拠のない自信」とは
今回も引き続き、
HSS型HSPの
日常の中で
よくあること・
よく感じることについてのうち、
人からの辛口な言葉に対して
見せる傾向についてお話しします。
HSS型HSPは、
「10人中9人が認めても、
たった1人の些細いな言葉で
落ち込んでしまう」
少し拗れた
愛すべき繊細なヒトビト。
「我ながら良いデキ、
うまくいった」と
出来栄えに満足し、
悦にいって喜んでいても、
たった1人からの些細な言葉に
一気に心を曇らせ、
意気消沈してしまう。
つまり、
1人の批判により
「全部がダメ」な
気持ちになってしまうのだ。
頭では
「大した指摘じゃない」
「気にする必要ない」
「多くの人に支持されてる」と
分かっていても、
一度浮かんだ自己否定の
「自分ダメ」な気持ちは
なかなか消せない。
しかも、
その1人が
自分の尊敬する人だったすると、
もう目も当てられない。
「できたこと自体」に
価値を見出せなくなり、
指摘がほんの一部であっても
「あぁ、あの人に否定されてしまった、
認めてもらえなかった」と、
できている部分全てを否定し、
落ち込んでしまうのだ。
逆にみんなからの支持がなくても、
自分の尊敬する人からの
支持さえあれば、
つらくても頑張れる。
そうなる原因は、
HSS型HSPの繊細さと
自己肯定感の低さに由来する
「完璧主義」と
「他者への存在価値の依存」にある。
HSS型HSPの完璧主義が
良くない方向に発動するのは、
繊細さから、
人からの批判を過度に
恐れるためだ。
自己肯定感の低さから
「間違える自分」を許せず
「間違える自分=ダメ」とするため、
過度に失敗を恐れてしまうのだ。
また、
「他者への存在価値の依存」は
自分に自信がなく
セルフイメージが低いせい。
「他者から承認される自分は
価値がある」と、
自分の存在価値の根拠を
他者に求めてしまうのだ。
でも安心して。
自己肯定感の低さは
セルフイメージを上げれば上げられる。
そのためには
自分を否定するだけの
非生産的な一人反省会や
セルフトークをまずやめる。
そして、
できたことを冷静に
「ちゃんと」認めて
褒め称えることが何より大切。
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これは、
以前TikTokで
発信したことがあるお話です。
この投稿をした際にも
多くの方に共感をいただきました。
多くの人に褒められたとしても
計画や発案内容を是とされたと
しても、
些細な言葉に
つい引っかかってしまうのです。
この点について
ハワイの「人生の設計図ワークショップ」
の際に「個性出し(私が大切にしたい感情」
をする過程で、
個性出しをしてくださった
コーチングアカデミーの
佐藤先生に、
この点をズバリ指摘されました。
そして、
「みんなに認められなくても
尊敬する人に認められてたらOK」
というあたりから、
「自分の凝り」を大事にしたいという
傾向を指摘されました。
多かれ少なかれ
HSS型HSPは
「人との違いを恐れるが
人と同じは嫌」な拗れた、
「じゃあどうしたいんだい!」と思わず
突っ込んでしまう
相反する駄々っ子のような
強い感情を持っています。
私も自分の「凝り」は
大切にしたい方だとは
思っていましたが、
心底それを大切にしないといけない
私の個性だとは気づいて
いませんでした。
ちなみにエニアグラム診断でも
4ウィング5、
「人と違う自分が好き」という
診断結果が出て、
当時診断をしてくださった方に
「これが認められないから
幸せになれてないんだよ!!」と
指摘されました。
そして、この時に
佐藤先生に言われたのが
「多くの人に支持されることより、
自分が大切にしたいことを
否定して大切にしなかったら
不幸になるよ」
「自分らしさを殺して
『世の中が良し』とすることを
選んで幸せになれてると思う?」です。
「なれないですねぇ。。。」と
答えると、
それが
「あなたの大切にしなきゃいけない個性」
なんだよと言われました。
私の今まで一生懸命守ってきた
人生観の壁が壊れた瞬間でした。
・・・もっとも、
この壁は意外にしぶとく、
自動再生機能がついていて
いつの間にか少しずつ再生して
「人と同じでないと怖い」と
思う時があります。
これも今までその価値観が
あったからこそ
仕事でも業務改革ができたのだと
思います。
ほどほど人と同じでないと嫌で怖い
という感情がないと
多分保守的な社会では
異端児すぎて受け入れられなかった
と思います。
もちろん、
社会が変わってきているので、
今はもう組織の中の考え方も
変わってきているとは思いますが。
そして、
いただいたコメントの中に
「肯定的なセルフトークならOK?
セルフトークはやめられそうにない」
というものがありました。
まさしくそれで、
HSS型HSPが能力が高いのに
相対的には自己肯定感が低めで
セルフイメージが低めなのは
この自己否定のセルフトーク、
一人反省会が原因なのです。
自信を持つために
占星術のよう先生がスタンドFMで
うまくいった時は「さすがオレ!」
そう自分を褒めるし、
うまくいかなかった時は
「らしくないな。。。
そういえば今日は天気が悪いから」と
行為の反省自体はしても
あえて、自分責めに向かわないようにする
のが大切だと言われていました。
まさにセルフトークです。
私もセルフトークにマイナスを
入れないようにしたおかげで
(次回のために反省はするし、
感情として後悔はしますし、
感情してそこは否定しません)
自分を否定することが
劇的になくなりました。
よく考えていたら
四六時中頭の中で「自分はダメだ」
とか言い続けると
脳がその意味を受け取り
それがデフォルトに
なってしまいますよね。
マイナスが云々、
プラスの感情が云々の
スピリチュアルというより、
脳科学的にNGなのです。
やめるに越したことは
ない行動だとしみじみ思います。
HSS型HSPを縛る一番の呪いは
セルフトークによる「自己否定」
自分で自分に失望しないよう、
挑戦することがないよう、
慣れた痛みだけに耐える
現状に安住することで
繊細な自分を守るために
「自分自身に限界を設ける」
ことなのです。
私もうっすら自己否定をするのは
何がしかの旨みがあるからだと
思っていました。
その旨みは
「傷つかないよう、自分を守る」
なのです。
コーチングを学んで
このことに確信しました。
この点に気づくだけでも
HSS型HSPの人生は
変わっていくと思います。
「傷つきやすいのに刺激を求める人たち」
~フォレスト出版
トレイシー・クーパー著
(カリフォルニア
統合学研究所の統合学哲学博士。
HSPのアーロン博士の
ドキュメンタリー映画にも
出演、自信もHSS型HSPと公表)
時田ひさ子監訳
(HSS型HSP専門心理カウンセラー)
長沼睦雄監修
(精神科医)
明日も引き続き、
HSS型HSPの日常のあるあるを
お伝えしたいと思います。