HSS型HSPの日常・よく言われるHSS型HSPの「根拠のない自信」とは

 

  

  

  前回は、

  HSS型HSPの

  TikTokで紹介した

  鋭い感覚処理感受性(SPS)を

       持っているが、

       検出が苦手なタイプが

       怪しさを隠すのが巧妙な

       2タイプフレネミーとサイコパス。

       合わない世の中一般の

       倫理観に縛られて

  その感知が鈍ることについてを

  お話ししました。

    

 

   HSS型HSPの日常・内蔵する「対アヤシイ人感知システム」検出不能な2つのタイプ

  

   

 

  今回も引き続き、

  HSS型HSPの

  日常の中で

  よくあること・

  よく感じることについてのうち、

  自己肯定感が低めだが

  「根拠のない自信」を

  持っているとよく言われること

  についてをお話しします。

 

 

  HSS型HSPは、

  心配性で悲観主義だが、

  同時に

  「根拠のない自信」を持つ

  楽観主義者でもある。

  不確かなものが苦手で

  批判や失敗を恐れるので、

  不安症が発動すると

  「備えは常に万全にしたがる」

  超慎重派の

  シミュレーション魔になることも多い。
 

  根拠や確実性を愛する一方で、

  実は困っても

  最終的には

  「自分はどうにかできるいう

   根拠のない自信」を持っていて、

  最終的には自力・他力含め

  「どうにかなっている」ことが多い。
 

  ただし、

  根拠がないと言っても

  全く根拠がないわけでもない。
 

  根拠は2つ、

  1つ目は自分の能力への信頼。
  これには

  かなり確たる根拠がある。

  その根拠は

  鋭い感覚処理感受性に裏打ちされている

  次の5つの力。
 

  ①観察・分析力に

   裏打ちされた判断力

  ②慎重で大胆な行動力

  ③状況打破の可能性を見出す俯瞰力

  ④本質を見抜く鋭い洞察力と直感

  ⑤脳内にストックされた

   豊富な知識や情報と

   それを生かす柔軟な発想力と応用力。
 

  この5つを使って

  過去数々の困難を

  乗り切った実績がその根拠。
 

  もう一つは、

  他力に恵まれることへの自信。

  こちらには確たる根拠はない。
  

  日頃の人当たりの良さや

  繊細な気遣い等の人徳や

  それによるご縁により、

  何かと人や運にも

  助けられてきたことが根拠になっている。
 

  この自力と他力とで

  「根拠のない自信」が生まれ、

  「悩むだけ悩んだ後の

  開き直る強さ」が生み出されるのだ。
 

  HSS型HSPは、

  繊細で心配性で

  動けなくなることもあるが、 

  スリルを楽しむ

  HSS型の刺激追及因子のおかげで、

  「ここぞ」になると

  腹を括るしたたかさを持つ、

  そんな素敵なヒトビト。

  

 

  

 

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  これは、

  以前TikTokで

  発信したことがあるお話です。

  

  Twitter等のSNSを始め 

  色々なネットの情報等でもよく

  HSS型HSPは

  「『根拠のない自信』を持っている」と 

  言われていることを

  見かけることがあるのですが、

  まんざら「根拠がない」わけでも

  ないのではないかと

  感じています。

 

  それは

  好奇心から収集し蓄積した知識、  

  鋭い感覚処理感受性(SPS)により 

  基づく判断力・分析力に根差した

  行動力があるから

  自分はどうにかできる、

  そんなふうに思っていることが

  ベースにある気がするのです。

 

  全く「根拠のない自信」を

  持つのは

  余程信念や責務が

  ないとHSS型HSPは

  調子が良い時には

  刺激追及因子が前回で強気なのですが、

  弱気な場合は慎重で悲観主義な

  HSPの気質が強くなり

  猜疑心が強くなります。

 

  弱気になると、

  自分に対する自信が揺らぐのです。

  

  ですので、

  「誰かのために」

  「○○を発明する、改善する」

  とかいう使命感があれば

  「自分ならできる」というより

  「自分がやらねば誰がやる」

  「自分しかできない」

  くらいな勢いで頑張れます。

 

  ただし

  「自分なら絶対できる!!」と

  好奇心のみで何かをするのは

  辛くなるような気がします。

 

  いわゆる

  「○○がしたい」という

  「純粋したい」に基づいた

  義務感・使命感が薄い行動を

  達成するのは

  苦手なのです。

 

  ライト兄弟が

  色々な科学者等が挑戦して

  失敗してやはり人が空を飛ぶのは

  無理だと

  諦めても「自分たちはできる」

  という「根拠のない自信」

  「空を飛ぶイメージ」を

  持つことができたような

  思考を持つことが

  難しいように思うのです。

 

  ただし、

  使命感に結びつけ、

  「他者のために」になると

  ものすごく頑張れるので

  「根拠のない自信」から達成する

  というよりも 

  「責務・使命感・役割意識」で

  初志貫徹するのが

  HSS型HSPだと思うのです。

 

  この使命感と結びつけた

  目的を達成するときに、

  どうにかできる的な

  根拠のない自信を持つことは

  あります。

 

  それは過去の成功体験や

  先ほど述べた行動力等の能力が

  そのバックボーンにあると

  思うのです。

 

  無意識にそこに

  確たる依代があるので

  強気にいられるのだと

  思います。

 

  根が心配性なので

  「全く根拠のない自信」というより

  但し書きのつく

  「根拠のない」なのです。

 

  そして

  この「心配性」があるおかげで

  危険な事態を回避することが

  できるので、

  「達成率」も上がるのです。

 

  この成功体験も

  実は根拠のない自信の

  根っこにあります。

 

  クーパー博士の著書の中で

  HSS型HSPが

  原始時代に新天地を求めて

  今のような最新設備があるわけ

  ではない、

  原始的な風頼みの船・コンティキ号に乗り

  出発して新天地に辿り着けた

  人々の能力を受け継ぐ人々と

  評したのがわかります。

 

  当時の彼らも

  好奇心とまだ見ぬ世界だけど

  きっとある、

  (何となくの根拠ある推論)

  自分たち何らきっと到達できる

  (用心深いから大丈夫)

  という、「側から見たら

  根拠が全くない自信」で

  当事者からすれば

  「それなりな根拠のある自信」

  に突き動かされていたのだと

  思います。

 

  私もこの「根拠のない自信」に

  常に助けられて

  生きてきました。

 

  コーチングでも

  「根拠のない自信」を持つ

  ことの大切さを学びました。

 

  「A判定が取れたから

  志望校合格する」ではなく

  「自分ならできる」と

  信じることが大切なのだそうです。

 

  ただし、

  このことを達成するためには

  セルフイメージが

  高くないと

  今の段階ではまず100%近く無理

  という状況に縛られ

  覆せないからです。

 

  HSS型HSPは

  刺激を愛する一方、

  安心することを求めるため

  つい根拠を求めてしまいます。

 

  この点と先ほどお話しした

  「自分ならできる」を

  うまく結びつけて

  行動に移していくことが

  HSS型HSPの課題であり、

  より人生を豊かにしていく

  秘訣なのだと

  最近しみじみ感じています。

 

  最初から諦めると

  後からずっと

  「あーでもやってみれば良かった!」と、

  後悔する羽目になるからです。

 

  しかも自分と同じような人が

  諦めず挑戦して達成する姿を見ると

  「自分もやっておけば良かった」

  なぜやらなかったのか。

  勇気を持てなかった自分はダメだと

  自分責めを始めてしまいます。

 

  「根拠のない自信」を

  持つことは「踏み出す勇気」に

  繋がります。

 

  そしてこの踏み出す勇気は

  「自分はできる」という

  セルフイメージが鍵になります。

 

  高い能力を持ちながら

  能力発揮をしきれていない

  HSS型HSPの場合、

  セルフイメージの向上はものすごく

  大切です。

 

  コーチングの学びを通して

  以前よりもセルフイメージが

  上がった今、

  しみじみ思います。

  

 

 

 「傷つきやすいのに刺激を求める人たち」

    ~フォレスト出版

   トレイシー・クーパー著

     (カリフォルニア

     統合学研究所の統合学哲学博士。

     HSPのアーロン博士の

     ドキュメンタリー映画にも

     出演、自信もHSS型HSPと公表)

   時田ひさ子監訳

    (HSS型HSP専門心理カウンセラー)

   長沼睦雄監修

    (精神科医)

 

 

 

     

  明日も引き続き、  

  HSS型HSPの日常のあるあるを

  お伝えしたいと思います。