HSS型HSPの日常・我慢強さと繊細さと白黒思考の発動

 

 

  

  

  前回は、

  HSS型HSPの

  TikTokで紹介した

  鋭い感覚処理感受性のため脳疲労しがち、

  脳疲労した時に

  とりがちな行動や

  現れる体のサインを

  中心にしてお話ししました。

    

 

   HSS型HSPの日常・DOES(ダス)の長所と脳疲労

  

   

  今回も引き続き、

  HSS型HSPの

  日常の中で

  よくあること・

  よく感じることについてのうち、

  我慢強く繊細なために起こる

  人間関係での問題について

  お話しします。

 

 

  HSS型HSPは、

  素の自分を出すことを恐れ

  本音を隠す、

  我慢強く繊細なヒトトビト。
  そして、

  我慢強いが臨界点を超えると

  白黒思考が発動して

  関係をバッサリ終わらせる。

  HSS型HSPは
  人当たりもよく優しいため、

  基本人とは良い関係を築く。
  人への関心は薄めだが、

  家族やフトコロにいれた
  特別な人は別で大切にする。
  特に好きな相手には思いが溢れ甘くなり、

  こん限り尽くす。

  人の気持ちを読むのが得意で

  相手のしてほしいことを察して叶えるので、

  相手にとっては

  「良き自分の理解者」で

  居心地の良い存在になる。
 

  厄介なのは、

  相手のことを大切にするあまり、

  無意識に相手の期待に沿った

  自分を演じてしまうこと。

  演技のうまさに相手は

  それを素の姿と思いこむが、

  実際は少し違う。

  心の中には闇もあるし

  優しいだけじゃなく結構ハラグロでもある。
 

  HSS型HSPは

  素の自分を出すことを恐れる。
  正直な自分でいたいけれど、

  それだと

  人間関係がうまくいかないと

  思っている。

  生まれ育った実の家族でも

  本音は話せない。

  相手が距離感を間違えた時に
  悲劇が生まれる。

  期待が重くなりすぎたり、

  相手の思う自分と

  本当の自分とのギャップに

  疲れてきた時、

  危険信号が点滅する。

  

  べったりされるのも苦手。

  どんなに好きな相手でも

  ずっと一緒は嫌なので 

  束縛や干渉された場合は致命的。

  うんざりして逃げたくなる。
 

  相手を喜ばせるのは好きだが、

  甘えられすぎるのは苦手。

  我慢を重ねる内に

  心に静かに疲労が溜まっていく。

  そんな気持ちの変化に気づけない相手が

  ある日臨界点を超えると、

  もう気持ちは戻らない。

  バッサリ関係を終わらせ静かに去る。

  

   

 

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  これは、

  以前TikTokで

  発信したことがあるお話です。

 

  この投稿でも多くの方から共感の

  コメントをいただいています。

 

  クーパー博士の著書でも触れられていて

  私自信初めて読んだ時

  「うっ」と図星を突かれたと

  感じた点が

  「白黒思考の人間関係バッサリ」です。

 

  Twitterでも他の発信者の方が

  このお話をされた時に

  色々な方が共感のコメントを

  書かれていました。

 

  最近ネットで読んだHSS型HSPの

  関係のコラムというか

  解説の中に、

  白黒思考による人間関係リセットで

  自身に合った人間関係の

  再構築により、

  人格成長を遂げていく、

  というものがありました。

 

  この話を読んだ時に、

  なるほど!

  そういう見方もあるなと思いました。

  人間関係を破壊してしまうのも

  悪い面はありますが、

  破壊しなければ

  前の人間関係に絡めとられ、

  悩み傷つき、

  前に進めないのもHSS型HSPだと

  思うからです。

  

  ただし、

  本当に何が原因で

  人間関係が苦しくなったのかと

  いうことに向き合わず

  リセットを繰り返すと、

  同じ問題で躓き続けることもあります。

  

  拗れてしまったものを

  戻すのも大変なので、

  心機一転もありだとは思いますが、

  本当の問題だけは

  嫌でも目を背けない方が良いなと

  思います。

 

  問題は先送りしても

  形を変えて追いかけてくるので。

  私はそれを痛感したので、

  向き合うことの大切さは

  重々承知しています、

  その大きなツケを一昨年支払ったので。

  

  破壊はしていない場合でも

  問題には向き合うことが大切です。

 

  そして、

  親にも本当の気持ちは話せない、

  という点も共感をいただきました。

  

  この点は

  言ってもどうせわかってもらえない、

  心配かけたくない、

  幻滅されたくない、

  失望させたくない、

  色々な思いがあると思います。

 

  本心の取り扱いについては、

  普通の人よりも

  繊細なので、

  (隠している黒さもド級なことも

   ありますので)

  話す相手、話す分量については

  慎重になります。

 

  昔、認知症になった時に

  うっかり話したらどうしよう。

  そんな不安に駆られた

  ことがあったくらいです。

 

  自分が分からなくなる

  というコメントもいただきました。

  特に恋愛が絡むと

  その傾向が強くなる気がします。

  そしてその分

  白黒のリセットも激しいと言えます。

 

  この辺りの

  リセットをするときの

  ある意味激しい潔癖さ、

  我慢の限界を超えたときの

  反動の凄まじさというのは、

  普通の人には分かりづらい点だと

  感じています。

 

  普通の人にとっては、

  相手と衝突したり、喧嘩したりして

  意見を言って意思表示して

  相手と関係を深めていくのが

  普通なのかもしれませんが、

  HSS型HSPにとっては、

  相手と衝突したり

  はっきり意思表示する

  (しやすい相手もいますが)

  というのは、とても難しいからです。

 

  相手が大切な人だったり、

  好きな人だったりすると

  余計我慢しがちだからです。

 

  我慢の限界を超えた時は

  言ってみればアレルギー反応の

  発作が起きている時なので、

  時すでに遅し、なのです。

 

  この辺りの調整の仕方や

  感情の小出しの仕方を

  HSS型HSPは学ぶことが

  課題だと思います。

  アレルギー反応が起こって  

  しまってからだと遅いので、

  起こる前に何がしかの

  歩み寄りができるかも

  しれないところもあるので。

 

  人間関係で起きる問題は

  必ず両方に原因があるので、

  相手の問題行動の誘因を

  こちらも作っていると思うのです。

  そこを理解しておかないと  

  また似たことに遭遇すると

  思うのです。

 

  また、

  合わない相手との

  距離感をとることを意識することが

  必要だなと思っています。

 

  どうやっても

  世の中には色々な人がいるので、

  少しずつ落とし所を

  自分の気質を理解した上で

  (我慢強さと繊細とを)

  学ぶ必要があると思っています。

 

 

 

 「傷つきやすいのに刺激を求める人たち」

    ~フォレスト出版

   トレイシー・クーパー著

     (カリフォルニア

     統合学研究所の統合学哲学博士。

     HSPのアーロン博士の

     ドキュメンタリー映画にも

     出演、自信もHSS型HSPと公表)

   時田ひさ子監訳

    (HSS型HSP専門心理カウンセラー)

   長沼睦雄監修

    (精神科医)

 

 

 

 

     

  明日も引き続き、  

  HSS型HSPの日常のあるあるを

  お伝えしたいと思います。

  

 

  HSS型HSPの日常・隣の芝はいつもフサフサ青い(前編)