HSS型HSPの日常・隣の芝はいつもフサフサ青い(前編)

 

 

  

  

  前回は、

  HSS型HSPの

  TikTokで紹介した

  我慢強く繊細なため

  臨界点を超えると

  白黒思考が発動して

  人間関係を破壊しがちであることを

     中心にしてお話ししました。

    

 

   HSS型HSPの日常・我慢強さと繊細さと白黒思考の発動

  

   

  今回も引き続き、

  HSS型HSPの

  日常の中で

  よくあること・

  よく感じることについてのうち、

  

  について

  お話しします。

 

 

  HSS型HSPは、

       自分を認めることが苦手なので

  「隣の芝はいつも青い」。

  鋭い観察力と分析力とで、

  無意識に人との違いを見つけて

  分析・解析し

  自分と比べて落ち込んでしまう。

  目の前で他の人が褒められると、

  自分ができていないことを

  思い知らされた気がして、

  相手の成功を喜びながら

  どこか暗い気持ちになってしまう


  HSS型HSPは、

  本質を見抜く鋭い目や

  深く早く物事を理解する力、

  正確な分析力、

  優れた判断力や行動力を持っている。

 

  そして努力家でもある。

  向上心が強く負けず嫌いで

  自己評価は低いが

  認められたいという思いが強いので、

  劣等感をバネにして

  勉強や仕事で 

  成功を収めることも多い。

  でも自己肯定感の低さから

  自分を認められず、

  いつも心は満たされない。
 

  自分の良い面や

  優れている面に目を向けても、

  すぐにできていない方に目を向けて、

  自らネガティブモードに

  チェンジジして、

  無意識に

  うまくいっても

  喜ばないようにしている

  HSS型HSPが自己肯定感が低いのは、

  外交的な人が

  認められやすい世の中で

  「謙虚であれ」

  「評価は他人にされるもの」という

  「常識」の中で育ち、

  「天狗になってはいけない」

  「自分のよい点にフォーカスすると

   そこで満足して終わりになる」

  という言葉が深く刷り込まれたからだ。


  努力して目標を達成した途端、

  できなくて悩んでいたことを

  すっぱり忘れて、

  できて当然と思い始める。
  「自分なんてまだまだ…」と

  自分にダメ出しし、

  更に隣の芝生を見てダメ出しする。

  実はダメ出し認定するのは

  自己評価の高さの裏返し。
  無意識に

  「自分は本当はもっとできる」

  と心の奥では思い、

  落ち込みを糧に
  更に自分の芝生を青く育てる。
  HSS型HSPはこのループを繰り返す。

  

   

 

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  これは、

  以前TikTokで

  発信したことがあるお話です。

 

  HSS型HSPは、

  できることも多いのに、

  なぜかどうしようもない

  劣等感を抱えています。

 

  そして、プライドも高いので

  人からちょっと小馬鹿にされたような

  失礼な態度を取られると、

  その瞬間負けず嫌いスイッチが入り、

  絶対見返してやる!!くらいの

  勢いで頑張ります。

  

  で、実際に見返すことが多いです。

 

  何しろそのためにする努力は

  惜しまないので。

  プライドを賭けた戦い…くらいの

  気持ちでやり切ります。

 

  ですが、いざ目標を達すると

  見返したと思う程度は

  そこに到達するために払った

  努力からすると

  軽いように思われます。

 

  達成したことに重きを置き、

  見返したことはある意味

  通過点程度な感じです。

  (もちろんやってやった感はありますが)

  

 

  このパターンもありますが、

  通常付きまとう劣等感はもう少し

  重たい感じです。

 

  この劣等感から逃れたいために

  一生懸命勉強したり、

  仕事をしたり、

  挑戦したりします。

  

  未熟な自分を受け入れられないし、

  比類ない向上心から、

  原動力は「今の自分じゃダメだ」という

  「できない自分の否定」です。

 

  できないからこそ

  自分の存在価値を否定する恐怖感は

  ありますし、

  本来ならできるはずとも

  思っているのです。

 

  誰だって圧倒的にできている人に

  劣等感は感じないし、

  絶対に届かないと思っている

  目標を達成できないことに

  イラついたり、

  劣等感は感じないですよね。

 

  超可愛い人、超美人な人、

  野球の大谷翔平選手に

  劣等感を普通の人は感じないと

  思います。

  そして、アインシュタインより

  頭が悪い俺には価値がないーーー!!!

  と落ち込むことはないですよね。

 

  できると思っているのに

  無意識にできないとは

  思っていないので、

  HSS型HSPは

  この自分のできない状況に

  落ち込むのです。

 

  だからこそ、

  できた瞬間に「謙虚であれ」

  という世間の刷り込み、

  これまた比類なき向上心により

  天狗にもなれず

  (天狗になれた方が自己肯定感が

   高いので、それはそれで

   幸せな気がしますが)

  できて当然とまた努力するのです。

 

  できない自分の否定をし続けて

  成長はできます。

 

  私もですが

  「満足したらそこでしまいだ」と

  思うのがHSS型HSPのようです。

 

  問題は、

  比類なき向上心が

  「より良い自己」を目指すとき

  今の自分を

  否定しているところです。

  

  このため、

  受験のように到達点があれば

  そこでおしまいなのですが、

  大人の仕事の世界ではゴールが

  ないため、

  苦しさが次第につのってくるのです。

 

  TikTokで投稿したときも

  私と同じように

  この向上心があるからこそ

  自分は成長できたと思うという

  コメントをいただきました。

 

  同じようにして

  負のエネルギーを糧にして

  成果を出してきた方は多いし、

  それを否定的には

  捉えていないのだなと思いました。

 

  別にその時に成果を出しているので

  それ自体は否定する気はありません。

 

  成長というか、

  ある一定レベルに到達するために

  負のエネルギーをうまく

  使いこなしてきたのは

  紛れもない事実だと思うので。

 

  私も頑張ってきた事実と成果を

  否定したくはないし、

  否定されたくもないです。

 

  大切なのは、

  「これから」なのです。

  劣等感を糧にしすぎると

  満足できず苦しいし、

  成果をあげられないことが続くと

  本当に心が折れそうになります。

 

  私も前職でこのことも

  経験しました。

   

  

  佐藤先生にそのことを

  「個性出し」の際に

  (私の人生の評価基準を探す作業)

  指摘されました。

 

  SNSの発信にしても

  自分のこだわりを大切にしたいなら

  そこを大切にしないと

  幸せになれないよ、

  

  つい他の人と

  自分の発信力を人と比べて

  落ち込むことがあると話した時、

  自分のしたい発信が

  自分が届けたい人に届いているか

  どうかを基準にして

  「数による比較」を意識することを

  手放していこうと

  諭されたのです。

 

  その時から、

  私が伝えたいと思う人、

  同じ悩みを持つ少しでも多く、

  伝えたいに全振りすることに

  迷いがなくなりました。

  

  多くの人に共感してもらえて

  嬉しいというのは、

  もらったコメント数、

  いいねやフォロワー数を人と

  比べてどうかというより、

  純粋に「同じ悩みを持つ

   多くの人に伝えられてよかった」

  なのです。 

  

  そういうこともあり、

  今コーチングで

  「未熟な自分を受け入れること」

  そこから「どうやって成長していくか」

  を学んでいます。

 

  負のエネルギー利用礼賛派の

  HSS型HSPは、

  成長し大人になり、

  社会である一定レベルまで

  到達したら

  負のエネルギー礼賛派から

  成長型の思考に

  切り替えることが

  必須だと思います。

  

  老いていけばできなくなることも

  増えていくので、

  当然イライラすることも

  増えていくと思います。

 

  そのことも踏まえ、

  自身が抱える比類なき向上心のままに、

  挑戦し続けて成長し続けるためには

  病まないメンタルを

  持つことが必須だと思うのです。

 

  そのためには、

  思考のギアチェンジが必要だと

  しみじみ思っています。

 

  明日はコーチングで学んだことを

  伝えたくて投稿した内容を

  お伝えします。

 

  TikTokに投稿した私の作品の中でも

  過去1、2を争う長さの

  作品です。

  時間が2分をオーバー

  (これでもかなり削除したのですが)

  それでも、

  多くの方が見てくださり、

  共感してくださいました。

  

  やはり、

  同じように悩み、

  なんとか抜け出したいと

  思っている同胞は多いのだと

  感じました。

 

 

 

 「傷つきやすいのに刺激を求める人たち」

    ~フォレスト出版

   トレイシー・クーパー著

     (カリフォルニア

     統合学研究所の統合学哲学博士。

     HSPのアーロン博士の

     ドキュメンタリー映画にも

     出演、自信もHSS型HSPと公表)

   時田ひさ子監訳

    (HSS型HSP専門心理カウンセラー)

   長沼睦雄監修

    (精神科医)

 

     

  明日も引き続き、  

  HSS型HSPの日常のあるあるを

  お伝えしたいと思います。

  

 

  HSS型HSPの日常・隣の芝はいつもフサフサ青い(後編)