HSS型HSPの日常・繊細さに端を発する複雑な内面の持ち主

 

  

  

  前回は、

  Twitterで紹介した

  HSS型HSPの

  繊細、白黒思考をしがち、

  観察・心理分析をするのが好きだが

  自己肯定感は低いといった特徴と、

  ダメな自分を認めることの大切さ

  についてを

  中心にしてお話ししました。

    

 

   HSS型HSPの日常・気質の特徴と大切にしたい考え

  

   

  今回も引き続き、

  HSS型HSPの

  日常の中で

  よくあること・

  よく感じることについてのうち、

  人の気持ちは読むが

  自分の気持ちは隠す、

  自分の独自の視点を愛すが

  人の評価は気になるといった

  人と関わる時の価値観と行動姿勢

  についてを

  お話しします。

 

    

      HSS型HSPは
  ・人の気持ちは推測するが
   自分は読まれないにようひた隠す
  ・社交家ではあるが
   人数が多くなると静かになる
  ・自分の独自視点を愛するが
   他人の評価は気になって仕方ない
  ・大胆に行動するわりに
   些細なことが気になり動けなくなる
  ・慎重で緻密だが
   意外にうっかりん坊である

  

   

 

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  これは、

  以前Twitterで

  発信したことがあるお話です。

 

  人とうまくやっていくために、

  また踏み込まれないように

  するために

  HSS型HSPは人の気持ちを

  推測します。

  

  どう振る舞えば

  受け入れられるのか

  よく分かっているのです。

 

  これはHSS型HSPの持つ

  感覚処理感受性の鋭さのおかげで

  人の表情の変化や

  諸々の思考パターンを観察、

  分析してきた結果だと思います。

 

  ただし、

  自分の繊細な気質について

  人からあれこれ言われるのは

  好まないし、

  おかしいとか変だとか

  変わっていると小さい頃から

  言われてきたこともあり

  人に読まれることを嫌います。

 

  意外に傷つきやすいとか

  実は冷ややかな目で

  物事を見ている時があるなど、

  知られると面倒だからです。

  

  会話は話題も豊富だし、

  好奇心旺盛なところもあるため

  人と接するのを楽しむのですが、

  基本は相手の反応を見ながらで

  話す1対1が得意です。

 

  人数が多いとそれだけ多くの人の

  反応を見ながら話さなければ

  いけなくなるので

  疲れるのが早くなります。

 

  疲れてくると自然に

  口数が減ってくるので楽しいと

  思う気持ちも減ってきます。

 

  このため、

  HSS型HSPは大人数での会話は

  苦手だと言われるのだと

  思います。

  

  もちろん、

  反応を見る照準を誰に当てたら良いか

  わからなくなるからと

  一般には言われていますが。

  むしろ気を遣って疲れるから

  苦手だと思うのではないかと

  私個人は自分のことを

  考えるとそう思えます。

 

  自分の独自の感性は好きですが、

  人から嫌われることを恐れるので、

  人から評価されること  

  (受け入れられること)を気になる

  傾向がHSS型HSPにはあります。

 

  人からの評価を気にする、

  これは人と違わないこと、

  「世間の物差し」で見て優秀だと

  言われたい、

  適合していると思いたいのだと

  感じています。

  

  私自身、承認欲求が強い方だと

  思う面があります。

 

  それは不安に根ざしていることに

  ハワイのワークショップで

  気づきました。

 

  人の評価=人に承認してもらえる、

  人からのOK,YESに自分の価値を

  委ねることで

  間違えではない、と

  思いたいようなのです。

 

  だからと言って

  周りと違うから

  自分の独自の感性を否定することは

  できないし、それをするのは

  完全な自己否定になるので

  したくないのですが、

  不安感が強いHSS型HSPは、

  周りからの承認があると

  自分は大丈夫と安心できるのだと

  思えるのです。

  

  突き抜けて仕舞えば

  その辺りのことは

  気にしなくなるのだと思います。

  

  突き抜けること、

  それは自分は周りと違うということを

  受け入れることになり

  なかなか苦しいところではあります。

 

  このアウトサイダーであることを

  認めているけれど 

  認めることを恐れるのが

  HSS型HSPの辛いところだと

  クーパー博士の著書を読んでいて

  思いました。

 

  これを受け入れられると

  HSS型HSPにとって生きるのが

  はるかに楽になるのだと

  思います。

 

  だから

  心配の中の不安を感じる理由の一つに

  人からの評価を恐れて

  些細なことから動けなくなる

  といったことも生まれます。

  

  失敗に関する耐性が

  普通の人よりも低いのは 

  失敗により自分がダメな人間だと

  思ってしまうからなのです。

 

  本当はそういうわけでも

  全くないのですが、

  HSS型HSPが動けなくなるのは、

  この理由の時が多い気がします。

 

  そして、

  慎重なのになぜか

  些細な、大勢に影響のないレベルの

  うっかりミスをしてしまうのです。

 

  そして、

  そのことも深く落ち込みます。

  同じことを他の人がしたら、

  確実に

  「気にするレベルじゃないっしょ!」

  と豪胆に言い切るのですが、

  自分になるとそうはいかないのが

  HSS型HSPのようです。

 

  この慎重なのになぜか

  うっかりミスをする、

  といったことは同意する方が

  多いです。

 

  この点が減点主義の組織の場合、

  余計に自分に厳しく落ち込ませも

  する点でもありますし、

  細かい上司の場合だと

  許し難いとして

  目の敵のようにされる場合が

  あります。

 

  きっちりする上司からすると

  そんなうっかりミスは

  耐え難いからだと思います。

 

  いずれにせよ、

  うっかりミスはチェックなどで

  かなり防げるので

  萎縮しないことだけは

  大切にしたいと思います。

 

  萎縮すると一番HSS型HSPが

  自分の持てる能力を

  存分に発揮できないだけではなく

  さらにミスをしてしまうという

  悪循環に陥ってしまうからです。

 

  

  

 

 「傷つきやすいのに刺激を求める人たち」

    ~フォレスト出版

   トレイシー・クーパー著

     (カリフォルニア

     統合学研究所の統合学哲学博士。

     HSPのアーロン博士の

     ドキュメンタリー映画にも

     出演、自信もHSS型HSPと公表)

   時田ひさ子監訳

    (HSS型HSP専門心理カウンセラー)

   長沼睦雄監修

    (精神科医)

 

     

  明日も引き続き、  

  HSS型HSPの日常のあるあるを

  お伝えしたいと思います。

  

  

   HSS型HSPの日常・好奇心からのやる気と飽き性と強い使命感