HSS型HSPの解説1~HSS型とHSP、

 

 

 

  前回は、

  私の今までの人生の

  振り返りと、

  今向き合っている

  「人と違っていることを受け入れる」

  課題を受け入れて

  新しい人生を歩むことにしたことを

  お話ししました。

  

  

 

   世界観episode85~(総括)今までの私とこれからの私(HSP新章⑦)

  

  

  今回から、

  私の軸である

  HSS型HSPについて、

  お話ししたいと思います。

  

  先日Amazonで見かけた

  HSS型HSPについての本

  「傷つきやすいのに刺激を求める人たち」

  という本についてお話します。

 

  本の帯には、

  「HSS型HSP研究の

   最高権威によるバイブル

   待望の日本語訳!

   HSS型HSPの才能が花開く!」

 

  と書いてありました。

 

  本当に?と思いつつ 

  読んでみると、

  とてもHSS型HSPについて

  わかりやすく、

  理論的に書いてあり、

  驚きました。

 

  どれくらい

  良い本だったかというと、

  本が付箋だらけに

  なってしまうほどです。

 

  

  「傷つきやすいのに刺激を求める人たち」

   ~フォレスト出版

   トレイシー・クーパー著

     (カリフォルニア

     統合学研究所の統合学哲学博士。

     HSPのアーロン博士の

     ドキュメンタリー映画にも

     出演、自信もHSS型HSPと公表)

   時田ひさ子監訳

    (HSS型HSP専門心理カウンセラー)

   長沼睦雄監修

    (精神科医)

   

  

  私の長年の疑問や不明点が、

  この本により解消されたので、

  そのあたりのことを

  私の解釈を踏まえてお伝えします。

  

 

 

  まず、

  HSS型とHSP、HSS型HSPについて

  お話しします。

 

  この本の説明がものすごく

  しっくりきたのです。

 

  ①HSS

   やってみようと思うことについて、

   リスクがあることを

   理解した上で、

   そのリスクが

   「まあ、たいしたことがないだろう」と

   過小評価するか、

   あるいは、

   「それをやって、  

    楽しいんだったら

    リスク上等!

    喜んでやります!」と思って

   やるタイプ。

   

   つまり、

   やったことで得られる喜びと

   引き換えに

   リスクを喜んで引き受けるタイプ 

 

 

  ②HSP

   やってみようと思うことについて、

   「たいへんだ!

    とんでもないことだ!

    ありえない!」と

   過大評価(あるいは正しく評価)して、

   やるかやらないかを

   慎重に検討するのが好きなタイプ

 

 

  ③HSS型HSP

   「わくわくしたい!」

     という欲求と

   「でも痛い目に遭いたくないから

    リスクは避けたい....」

     という相反する思いが

   同時に心の中に存在し、

   「ああ、どうしよう、

    やりたい、でも...」と

   ぐるぐる悩むタイプ。

   つまり、

   相反する2つの思いが

   綱引きをしている状態。

 

     

  このHSS型HSPが

  「やってみるか、

    やらないか」を選ぶ傾向は、

  過去の経験によるそうです。

  

  つまり、

  「わくわくする、やりたい、

   でもやらない」を選んだ場合は、

 

  過去に思い切ってやったことで 

  大きな痛みを負った場合です。

  そのため、

  それ以降、

  リスクを負わないように

  自分を縛っています。

  「やらない」を選ぶのです。

  

 

  最初から

  「やらない」を選択するのは、

  もう二度と

  痛い思いをしたくないという

  強い気持の表れです。

 

 

  例でお話しします。

  

  クラスで人気の

  かっこいい男の子を

  好きになって、

  バレンタインデーに

  勇気を出して告白したとします。

  そして、告白した結果、

  断られたあげく、

  そのことをバラされ、

  翌日登校したときに

  「おまえ、

   ○○に告ったんだってな~

   よくやるな。」とか、

  「△△さんって

   ○○君に告白したんだって~

   でね、振られたんだって~」

  「えー、身の程知らずだね~」と

  からかわれるとかです。

 

  こんな経験をすると、

  もう二度と告白なんか

  するもんかと

  すっかり後ろ向きになる感じです。

 

  少女漫画でよくある

  あのパターンです。

 

  幼い頃は、

  毎日リスクを冒していたけれど、   

  成長過程で味わう

  リスクを犯す行為の傷みが

  (先ほどの告白の例)

  あまりにも大きいので、

  リスクへの恐怖心が

  強くなりがちです。

  

  そうすると、

  やらないを選択するように

  なるそうです。

   幼い頃のリスクの例、

    (保育園の頃は

    「○○君、好き~」

    「○○君と結婚する~」とか、

    「××先生が好き~」

    「先生僕と結婚して~」とか

    本気だけど

    さほど気にせず気楽に言っている

    あの話です)

 

  

 

  時田さんの解説によると、

  日本では、

  HSS型HSPのカウンセリングを

  通じて、

  「リスクを承知の上で

   やったらよい」と

  わかっているが、

  やらないという

  選択をすることが多いそうです。 

 

  つまり、

  リスクがある活動自体を

  一も二も無く却下する傾向が

  国民性として強いという印象を

  受けるとのことでした。

 

  例えば、

  「背が高い女の子が

   ヒールの高い靴を

   はいてみたいけれど、

   そんなのはいたら

   高すぎて変と言われるのが

   怖くてはけない。

   →本当は

   ヒールの高い靴を

   はけばモデルみたいに

   かっこいいのは分かっている」

 

  「大ぶりのアクセサリーを

   似合うと思うし、

   似合うっていわれたから

   つけてみたいけど、

   ケバい、派手だって

   言われるのが

   嫌だからつけられない」

 

  「鮮やかな色の服を  

   着てみたい、

   カラー診断では

   ウィンターで

   はっきりした色が似合うと

   言われたけれど、  

   派手だと言われるのが

   怖いから

   着られない」

 

  「起業をしてみたいけれど、

   『あなたには起業は無理、

    どうしちゃったの』と

   言われるのが怖くて、

   起業に踏ん切れない」

 

  などが上げられます。

  

  この自分を

  強く縛り付ける傾向は、

  幼少期に

  自由奔放だった

  HSS型HSPに

  その傾向が強いそうです。

 

  天真爛漫であればあったほど、

  リスクによって受けた

  痛手は大きく、

  その反動で、

  強く自分の行動を

  縛っているのだそうです。

 

  そうしないと、

  またあの失敗を

  するかも.....という

  警戒心が働くのだそうです。

 

  

  ーーーーーーーーーーーーー

 

  まさに、

  私がそうでした。

 

  3歳になる前ごろの私は、

  三輪車や

  ブーブー(足こぎ自動車)を

  得意げに乗り回し、

  自分は可愛い、

  自分大好きな

  真っ赤なほっぺで

  くるくる天パの

  天真爛漫なかわいらしい

  子どもでした。

  

  そして、

  4歳上の姉の髪を

  引っ張ったり、

  姉のお人形を

  階段から放り投げたり

  (今から思うと

   酷い子どもです)

  従兄弟のお兄ちゃんに

  可愛がられ、

  我が世の春を

  謳歌していた子どもでした。

 

  父方の祖母や、

  保育園の先生、

  周りの大人、

  園の女の子の友達、

  小学校の先生 

  などによって、

 

  自分が人と違う、

  人と違うと

  非難されたり、

  仲間はずれにされるということを

  経験してきた私は、

  人と違うことを

  恐れるようになったのです。

  

  そして、

  就職したときの

  最初の部署では、

  自信を持って行動すると

  徹底していじめられるという

  経験をしました。

  

  この経験が 

  さらにこの傾向に

  拍車をかけました。

 

  人と違うと

  またいじめられるんじゃないか....

  徹底して

  地味に目立たないように

  5年間振る舞ってきました。

  

  

  この目立つといじめられる恐怖心は、

  結局克服するのに、

  丸5、6年かかりました。

 

  新しい異動先で

  ようやくほぼ消えました。

  それでも、

  圧が強い女性を見ると

  今だにその名残が

  ときどき顔を出すのです。

 

  近所の人の目も

  そうです。

 

  悪口というほどでないにせよ、

  もっともらしい

  正論の感想で彩られた

  噂話を

  聴いて育ちました。

 

  もちろん、

  単なる一部の人のする 

  井戸端会議的な話です。

  別にその人達が  

  いつも意地が悪いというわけでは

  ありません。

 

  普通に

  近所づきあいをしています。

 

  ただ、

  外出するときの

  服装とか、

  人の出入りとかを

  見られるのです。

  地方都市がゆえに。

 

  この感想を聴いて育ったので、

  相手に悪気がないにせよ、

  この「人の目」は

  苦手で、恐怖心を覚えます。

 

 

  地味で真面目であることを

  求められる、

  その人達と同じ枠の中に

  いることを

  求められる。

  そうでなければ

  非難される。

  人と違えば避難される、

 

  そんな、

  ガラスの天井を

  設けられたような環境でした。

 

 

  繊細で、言葉に敏感な

  HSS型HSPの私は、

  このもっともらしい

  正論に彩られ、

  人を否定する系の噂話が

  苦手で怖いのです。

 

  その噂の矛先が

  自分に向けられると

  自分が傷つくのが

  分かっているからです。

 

  この本のこの部分を読んで、

  私がなぜ、

  天真爛漫だった

  幼い頃とこんなに

  変化したのか分かりました。

 

  私の変化は、

  母も姉も不思議に

  思っていたのです。

 

  折に触れて

  「小さい頃は、

   くるくる笑って可愛かったのに...」

  とよく言われていました。

 

  そんなとき、

  私は原因がわからず、

  ただ苦笑していました。

 

  そんなの、

  私が一番知りたいよ!と。

 

 

  HSS型HSPは、

  自分が傷つかないように、

  自分の行動に縛りをかけ、

  なおかつ、

  自分でも気付かないように

  縛りをかけていると

  知りました。

 

  私が

  メンタルコーチングを

  受けているときに、

  よく、

  なぜ本当のことを

  話さないのかと言われて

  困っていたのか、

  納得しました。

 

  私自身、

  コーチングを受けていた 

  途中からは、 

  自分自身さえ気付かぬほど

  上手に

  自分をだましているなと

  感じていました。

 

  なぜ無意識に

  上手にだましていることを

  かくしているかというと、

  自分がだまされていることに

  気付いてしまうと、

  また痛い目を見る行動を

  するかもしれないからです。

 

  この行動も

  HSS型HSPゆえ、ということが、

  わかりました。

 

 

  やはり、

  知識として正しく  

  理解することは

  意味も無く

  自分を責めなくなるので

  大切だと実感しました。

 

 

    

  明日は、  

 

  

 

 

       

 

   に続きます。