さて、そんな想いから講座開催を決意したわけですが、
前記事はこちら⇒⇒
どんな講座にしようかと、考えたこと。
初めは、私のおススメ3種類くらい、ピックアップしようかな
なんて、イメージだったのですが、
それだと、今までと変わらない。
私は、この講座を単なる手芸教室にはしたくなかった。
朝、保育室に入ると、
可愛くて、あったかくて、
ふわふわの布おもちゃ達が、
ババーンと並んでる。
出勤した保育士も、
登園してきた子ども達も、
送ってきたパパママ、おじいちゃんおばあちゃんも、
みんな思わず笑顔になる。
別れ際、ちょっと寂しくて、ベソかいてた子も、
お気に入りの布おもちゃを渡されて、ギュッとして、
涙やよだれや寂しさを、布おもちゃが吸い取ってくれて、
一息つけて、表情がおだやかになっていく。
「今日のご機嫌はどうかな?バイバイできるかな?」なんて、
ちょっと不安になっていた保育士も、
それを見て、ホッとする。
よし、今日もいっぱいあそぼうね。
後ろ髪ひかれる思いで仕事に向かうママも、
園の出口で、振り返って、
泣き止んで、
お気に入りの布おもちゃを抱えた我が子の姿を見て、
ホッとする。
さ、今日もがんばろ。
そんな朝の風景、想像して思い浮かべるだけでも、
私の心もほっこりする。
みんながホッとするような、あったかい雰囲気
保育の世界の言葉で言うなら「家庭的な保育環境」
その為には、布の持つ温もりは、絶対に必要で、
効率や合理性だけを優先させてたら、ダメだと思う。
布おもちゃを作ることは、手間暇かかるし、
必ずしも市販品みたいに、
完璧な形にはならないかもしれないけれど、
それでも、そこに伝わるものはある。
作ってくれる人、
一緒に遊んでくれる人、
自分や身の周りのものを大切にしてくれる人、
洗って干して直して、
大切なものを大切に扱ってくれる人。
そういう人やモノに囲まれて、
心穏やかに暮らすということ。
育つということ。
できなかったことができるようになる。
知らなかったことがわかるようになる。
それを、一緒に喜んでくれる。
笑ってくれる。
子どもが育つ上で、当たり前だけど、絶対に必要なこと。
集団の中で、ついつい後まわしてされてしまいそうなこと。
そういうものを、布おもちゃを通して、
すくいあげることができる。
私なりに、気づいてること、
大切に思っていることを伝えていくことができる。
保育士12年して、
母親21年して、
布おもちゃ13年作って、
そんな私だからこそ、抱いている想い、
伝えたい大切なことがある。
『保育室』講座は、布おもちゃの作り方を教える講座だけれど、
それだけじゃない。
保育をする上で、大切なこと、
子どもの成長・発達、
そして、それを促す遊びやおもちゃの大切さを伝えたい。
なんてことを思っていたら、
「これだけ作ってババーンを保育室に並べたら、
保育室そのものが変わるよ!
自分も変わるし、子どもも変わるよ!
子どもがもっと可愛くなるし、
保育がもっと楽しくなるよ!」
って講座にしたくて、
そんな気持ちで、布おもちゃを選らんでいたら、
全部で18種類の布おもちゃが選ばれました。
あ、おもちゃの紹介をしようと思っていたら、
ここまでで、また長くなってしまった!
とりあえず、講座で作る布おもちゃ、全部並べた写真を紹介。
月齢別の一覧表は、こちらから↓
2017年10月3日追記
【予約受付中】
【ひよこBコース】
日時: 10月14日 28日 11月11日 (3日間 各土曜日)
18:30~20:30 (1日だけの受講も可)
会場: 百町森「あそび村」(静岡市葵区鷹匠)
詳細は こちらのページで
講座全体については、こちらのページをご覧ください。
『布おもちゃのある保育室』講座パンフレットはこちら
皆様にお会いできるのを楽しみにしています!