ウサギに噛まれた息子。唯一、彼が泣いた瞬間とは!? | 布おもちゃ作家&保育士「ゆっこせんせい」の   『布育®のすすめ~ちゃんと遊べば ちゃんと育つ』

布おもちゃ作家&保育士「ゆっこせんせい」の   『布育®のすすめ~ちゃんと遊べば ちゃんと育つ』

素敵なおもちゃがあると、遊びが豊かになります。
たっぷり遊んだ子どもは、心も体もすくすく育っていきます。
温もりあふれる布おもちゃで心も体もすくすく育つ「布育®」が、広がりますように!


息子が2歳頃の話。

預けていた保育園の担任から、私の職場に電話が入りました。

「申し訳ありません。
 Aくん(息子)が、うさぎに指を噛まれてしまいました。
 本人は、元気なのですが、なかなか出血が止まらないので、
 これから外科へ連れて行きます。」

何でも、うさぎに砂を食べさせようと、手を出したそうで・・・・


迎えに行くと、診察を終え、親指に真っ白い包帯を巻いた息子の姿が。

ニコニコと、包帯を見せてきます。

小さな子どもの指先なので、縫わずにテープで固定したこと。
しばらく消毒の為に、毎日通院すること。
など、報告を受けました。

「Aくん、ぜんぜん泣かなくて、おりこうだねって、褒められました。」

それから、しばらく、夕方毎日病院通い。
消毒して、新しいガーゼ・包帯を巻いてもらいます。

でも、息子は、グズったり嫌がったりすることなく、
いつも機嫌よく、診察・治療を受けてくれたので、本当に助かりました。

そして、ついに完治。
お医者さんから、
「もう、これで大丈夫。おりこうだったねー。」
と、改めて、褒めてもらいました。

もう、ガーゼもテープも包帯もナシ!すっきり!
「ありがとうございました!」
と、診察室を出ようとすると、突然、息子が、
「ナイ!ナイ!!
と、泣き始めました。

「ホータイ、ナイ! 
 シロイノ、ナイ! ナイ!! アアァ~~~」


そう、彼は、包帯がエラく、気に入っていたらしいのです。

『病院に行くと、白くカッコいい包帯を巻いてもらえる!


それで、毎日、ウキウキと、病院通いを楽しんでいたらしく・・・
床に寝っ転がって、大暴れ。

「包帯が好きだったの~?
 もう、治っちゃったよ!
 もう、包帯、ないんだよー。
 お家に帰ったら、お母さんが巻いてあげるから、帰ろうよー」

せっかく、治ったのに。
もうどこも痛くないのに。
今まで、全然、泣かなかったのに。

最後の最後、どこも悪くないのに暴れる息子を抱きかかえ、ようやく退散したのでした。


ほんと、子どものツボって、わかんない・・・
と、思った出来事です。

すきなものなあに?うさぎ