保育者は、歌うように話し、話すように歌う。 | 布おもちゃ作家&保育士「ゆっこせんせい」の   『布育®のすすめ~ちゃんと遊べば ちゃんと育つ』

布おもちゃ作家&保育士「ゆっこせんせい」の   『布育®のすすめ~ちゃんと遊べば ちゃんと育つ』

素敵なおもちゃがあると、遊びが豊かになります。
たっぷり遊んだ子どもは、心も体もすくすく育っていきます。
温もりあふれる布おもちゃで心も体もすくすく育つ「布育®」が、広がりますように!


保育士をしていた頃の話。
1歳児(といっても、もう2歳前後)の子どもたちと、散歩に行った時のこと。


手をつないで、園の周りをのんびり歩きました。

1羽のカラスが目に留まりました。

「からす~」
「はとぽっぽ~?」
「ちゅんちゅん?」

それぞれが、自分の知っている言葉から、一番近そうなものを選んで、一生懸命話そうとするのがかわいいです。

「からすだよ~」
と答えながら、先生たちは♪か~ら~す、なぜ鳴くの~♪と歌います。

会話の中に、自然に優しい歌が入ってくる、この雰囲気がとても好きです。


「保育者は、歌うように話し、話すように歌う。」

のが、いいと思っています、昔から。
(もちろん、お母さんもね。)

歌うように、リズムよく、優しい言葉で話すのは、子どもにとって、とても心地良いのではないでしょうか。
(ガミガミ言ったり、命令口調で話すのはNGですよね)


歌うときは、大声を張り上げることなく、きれいな声で歌います。
子どもも、自然と歌が好きになるし、歌うことが普通になるし、きれいな声で歌えるようになると思うのです。


特に、乳児とかかわるときは、こんな心構えでいると、部屋全体の雰囲気が柔らかく暖かくなっていくように思います。


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