GW前半に虚血性腸炎になって病院に行った時に大腸内視鏡検査をこの年になって
やった事ないと話したらいい機会だからやっておけば?と先生に勧められ・・・
やって来ました~っ!!
ドキドキでしたよっ!!でも検査やる前に金属はNGだからと指輪とか全部はずして
行くんだけど~1個だけど~してもはずせなくて
前日もずっと格闘してたけど無理で先生に言うと・・・看護師さんジェル塗ってやってくれるも
取れん~っ!!関節で止まる
その指、昔々バイクですっ転んだ時にヒビはいった事あってちょっとそこ太いのよね
寄ってたかってグイグイ・・・痛過ぎてもう泣きそう
糸通して引っ張ると良いと先生が言いだして3本通して引っ張られ悶絶
スッポーーーーン!!!と最後は取れたんだけどそれが一番痛かったわ
舞台挨拶に続き人生初の内視鏡検査無事終了~っ
あれって終わった後の何とも言えない空気?ガスが溜まってる感がハンパないのね
肝心のっ!結果 無事何事も無かったです
って事で今日も映画ですっ!!
キム・ギドク監督って事でちょっと身構えて見ました~っ!!
「The NET 網に囚われた男」
2016年 監督:キム・ギドク
北朝鮮の漁師ナム・チョル(リュ・スンボム)は、妻(イ・ウヌ)と幼い娘と共につましいながらも穏やかに暮らしていた。ある朝、いつものように漁に出た彼のモーターボートのエンジンに網が絡んで、そのまま軍事境界線を越えて韓国側に流されてしまう。チョルは韓国の警察に拘束され、警護官のオ・ジヌ(イ・ウォングン)が彼の監視にあたることに。
ナム・チョル リュ・スンボム
北朝鮮の漁師
今回いつにも増して更になすび感強めでしたっ
真面目な漁師のナム・チョル
網が絡まってエンジンが壊れてそのまま軍事境界線超えちゃうんだけど~
もうさ~大事な舟だからって海に飛び込んでまでも北に戻ろうとしなかったのが
後々大ごとになってしまうのよね・・・舟を持つまでに何年もかかったから捨てられないって
言ってたけど・・・。
オ・ジヌ イ・ウォングン
韓国 警護官
この映画の唯一の癒しはこの心優しい警護官のジヌ
辛い展開の中、希望の光だったわ~。
ナム・チョルもジヌの事はきっと大丈夫って思ってたよね。
徐々に組織のやっている事に疑問をもって意見してくれるっ!!!
良い人だった~っ!!笑顔も可愛いっ
「太陽を抱く月」の護衛官だった子よ~!
韓国 調査官 キムヨンミン
コイツ~って役だったわ~。
もうね~最初っからナム・チョルをスパイと思って扱いがヒドイ
憎らしいのよね~またコイツがっ!!
取り調べのシーンとか飛び蹴りモンだったわ
韓国 ミン部長 パク・チイル(左)
イ室長 チェ・グィファ
よく見るこんな人達も居ましたよ~っ!!
北朝鮮の警戒所の軍人にデコ広 ヤン・ヒョンミン
北朝鮮軍 小隊長にチョ・ジェリョン(アリキリ石井似)
共に「模範刑事」に居た方々!!
のっけからなすび感がハンパないスンボムさんですよっ!!
懸賞生活してる様にしか見えんだろ~っ!!
でもまんまなすびのこの寝起きの顔見て奥さんはクスっと笑って
アナタは明け方が一番カッコイイなんて言うもんだからなすび奮起っ!!
朝から横に娘が寝てるのにいきなり始めちゃう
事後いつもの様に漁へ
途中網がスクリューに絡まり外そうとしてエンジンをかけ網は焼けてモーターもダメになってしまって
そのまま流されて軍事境界線を越えて韓国側へ
この時北の軍人も故障か分からないのに銃をかまえて撃とうとしてるし
勿論韓国側に流れ着いても韓国軍に包囲されるナム・チョルよ
そのまま連行されちゃうんだけど、その時の風景っ!
この有刺鉄線みたらアナタ
去年ハマりにハマったカラオケ ポゴシプタ♪
自動的に思い出したわ~っ!!
連行されシャワー浴びろと言われターミネーターの様なナム・チョル
その後着て来た服は捨てられ
急にアンダーアーマーなナム・チョル
取り調べは憎らしさ全開っ!!
身分証見た時なんか・・・
「顔がスパイだな」
耳野郎っ!!
お前が言うな~っ!!!
もうね、取り調べって言うかスパイだろって決めつけてそういう風に持っていこうとする
横暴なやり方なのよっ
生い立ちを全て書けとか何度も何度も書き直しをさせたり見ていてこのシーンが本当に
腹立たしいっ
カラダを触っては良いカラダだな、特殊部隊か?とかネチッこいのよ
この耳野郎は朝鮮戦争で親を亡くしているから余計に北に対する思いが激しい感じ。
あまりに強引な取り調べに上司も呆れるほど・・・
ただ北に、家に帰りたいと訴えるナム・チョル
思想より家族ですと言うも聞いて貰えないのよ
そんな横暴な取り調べをやめさせようとモノ申す警護官のジヌ
ナム・チョルはスパイなんかじゃないと彼に優しく接する。
この映画の救いはこのジヌの優しさだったなぁ。
執拗な取り調べに暴行までして強引に潜在スパイだと言い張る耳野郎なんだけど
上司はスパイではないからこのまま転向(亡命)させようと動き出すの。
本人がただ国に帰って家族と会いたいと言っているのに韓国側はあんな独裁国家には
帰せない、自分たちが救ってあげるんだってスタンスなのよっ
スパイじゃないとしても全くもって一筋縄では行かないこの感じ
でも頑として説得に応じないナム・チョル。
手ごわい相手に次なるアクションはソウルの街を見せて亡命する気を起こさせようと
ナム・チョルを連れ出し街中に置き去りにしてしまうの。
心優しいジヌは上司からの命令に家族と暮らしたいと言っているのになぜ?と
反抗するも抗えずに悶々と・・・
最初に連行された時もこの街に連れ出された時も、何も見ない、見なければ国に帰っても
話す事はないと頑なに目をつぶっているのよねぇ・・・1人置き去りにされても目を閉じたまま。
そんな時も韓国チームはわざとぶつかって転ばせて目を開ける様に仕向けるの。
街を見渡すナム・チョル、そしてその後ある事をする為にGPSを外して走り去ってしまうのよ~
果たしてナム・チョルは無事祖国に帰る事が出来るのか・・・。
民主化運動の頃の映画を見ると激しい取り調べに何としてもアカとでっち上げるみたいなのを
沢山見て来たけどこれもまるっきり一緒で何としてでもスパイに仕立てあげようとする調査官。
時代的にマスコミの目を気にする組織のトップ達。
でも帰りたいと言う本人の思いは全く聞き入れず北の生活に戻すのは・・・
と勝手に亡命した方が幸せと押し付けるのが何とも違和感あったわ~
それぞれの国での信念があってお互いそれが一番正しいと思っているので
決して寄り添う事はない現実をまざまざと見せられた感じ。
そんな中、終始ナム・チョルに寄り添ってたジヌ。
自分の祖父は北の出身だったからナム・チョルの喋りが懐かしいと言って
ナム・チョルから統一後にまた会おうと言われたセリフが心に残ったわ・・・
家族と平和に暮らしていた生活に戻りたいだけなのに独裁国家に帰ったら
不幸、洗脳されているから今は分からないのだと言い続ける韓国側
人の幸せの尺度は決して他人のものさしでは測れないもの
やるせなさ100%の映画でした。
ヴェネツィア国際映画祭に招待された時の写真~っ!!
リュ・スンボムラフ過ぎる
そうそう、この映画アマプラで見たんですけど!
「コンクリートユートピア」 こちらも見られますヨ~ン