「アンダーユアベッド」わが県では1か所観れるって事だったけど1カ月位先だったのよね~
初めて見た「ゆれながら咲く花」で気になったイ・ジフンの主演映画ですよっ!!
彼は「最高です!スンシンちゃん」でチョ・ジョンソクの秘書の飄々とした感じも好きだった
「六龍が飛ぶ」ではチン・ソンギュさんとのシーンに涙っ
そんな気になる人なので絶対観たいよ~っ!!
あっ、忘れてたケド「予期せぬ相続者」にも居たじゃんっ!!
誰よりも彼を推してたわ~っ。
そしたらこまさんから舞台挨拶あるよと教えてもらうも公開初日は金曜日(5/31)
しかも夜なのよね・・・ここで思い出される~っ「HUNT」のジョンジェが来た試写会
あれも月末、夜だった
時間的に帰って来られなくなっちゃうし諦めてたんだけどイ・ジフンなんだよね~と
諦めきれずにいたらアナタ
追加でキターーーーーーっ!!!!
しかも昼間~っ ありがと~っ!!
新宿の方が近いけどその時間だとバイト終わりからじゃ間に合わない時間なので
行けるのは横浜よね~っと何時に出れば間に合うか?バイトは定時に上がれるか?
とずっと考え続けイ・ジフンに会えるの逃したくない欲が勝って爆速で品出しをして
前日に準備万端にしておいたので帰宅後何分かで飛び出て無事目標の2本前の新幹線に
乗れました~っ
そして出来るなら人知れず行きたいっ!!
無駄に上京回数カウンター上げたくないので家族の帰宅までにしれっと戻れる時間って
事で更にテンション上がる~っ
めっちゃ久しぶりの横浜。電車で来たのは小学生以来かも・・・
横浜は車で来るところでした~っ。
久しぶりにこんな景色見ながらランチ。
この映画館、方向音痴の私にめちゃ優しい駅からすぐでした
でもどデカいポスターとかは全然なくて・・・パンフも作ってなかった
入口にあったこれだけ。
上映後に監督と共に登場!
めっちゃテレビで見るまんまのイ・ジフンでしたっ。
前髪ありで嬉しかったよ~っ!!
そしてちょっと横向くとうしろ頭高いかな?と気になって撮影
お見送りとハイタッチ付きでした
何て声かけようかな~なんて思ってたのに前からじゃ~順に~とすぐに促され
あっという間にめっちゃしっとり柔らかい手とハイタッチして何も言えず目礼して
通り過ぎる私
可愛い笑顔だけは心に刻んだわっ
お見送りの立ち位置がイ・ジフン→SABU監督だったんだけど!
え~最後にイ・ジフンがいいな~ハイタッチするんだし~って思ってた私。
そして前の人とか全く見てなかったけど当然ハイタッチはイ・ジフンとだけ
私監督の前でも止まっちゃったけど、ど~も的にお辞儀されて我に返る
あっ、監督とはハイタッチ無しよね
良かったわ~手出さないでっと思いながら出たわ。
そしたら出てきてすぐアルコール消毒するおじさんを見て1人笑った!
って事で映画ですっ!!
終始和やかな舞台挨拶でしたが映画自体の内容はかなりヘビーでした・・・。
「アンダーユアベッド」
2023年 監督:SABU
学生時代から誰からも名前すら覚えてもらえなかった孤独な男・ジフン(イ・ジフン)には忘れられない女性がいた。 それは、初めて大学の講義中に名前を呼んでくれたイェウン(イ・ユヌ)だった。数年経っても忘れられないジフンは彼女を探し出し再会を果たすも、彼女は覚えていなかった。再び彼女に強烈に惹かれてイェウンを24時間監視するようになったジフンは彼女が夫であるヒョンオ(シン・スハン)から激しいDVを受けているこ とを知ってしまうがー
キム・ジフン イ・ジフン
熱帯魚店経営
名前も覚えてもらえなかった孤独男ジフン。
今回も「ゆれながら咲く花」に続いて役名、ジフン。
大学時代に隣の席のイェウンにノートを見せて貰って名前を呼んでもらった事が
きっかけで彼女を想い続けるのよね~
お茶に誘った時はおっ!いいぞ~って応援したくなったわ。
イェウン イ・ユヌ
専業主婦
ジフンと会った大学生の頃は周りには常に友達が居て、弾ける笑顔炸裂だった
イェウン。バレエをやっていて本当に輝いていたのだけど・・・
結婚して何もかも支配されている様になりその顔つきまですっかり変わって
瞳に輝きもキラキラした笑顔もすっかり封印
同じ人に見えない位の変わりっぷりに驚いたわ~
しいて言えばどうやって夫と知り合って結婚したのかも掘り下げて欲しかったな。
ヒョンオ シン・スハン
イェウンの夫 精神科医
きっと見たことある時と別人の顔してるんだろうな~。
もうね~めっちゃ怖かったわよ、この支配顔。
キッチリ同じ時間に帰宅して玄関自分で鍵開けずピンポーンと鳴らす
10秒以内に開けないとキレるアブナイ夫よ・・・
とんだDV夫だったわ~めちゃくちゃ体当たり演技だったな。
かなり覚悟の必要な役なんじゃないかって程。
周りの誰からも名前を憶えて呼んでもらえなかったジフン
大学の講義でボンヤリしている所を教授に指名され隣の席のイェウンに
助けて貰うのよ~そしてキム・ジフンと名前を呼んでもらう。
誰かに名前を呼んで貰うって事が今までなかったジフンは急激にイェウンの事が
気になりだして物陰から彼女をじっと見つめたり大胆にも8ミリフィルムで撮影したり
しているのよね~。
でも講義で助けて貰ったお礼にとお茶に誘って一緒にコーヒー飲むの。
その時もイェウンに何か聞かれてもたどたどしく答える内気過ぎるだろうなジフン。
バレエを踊っている彼女は美しくて普段の彼女はいつも笑顔が眩しくて可愛かった
その後どんな出会いがあって結婚したかとかは描かれてなくてジフンはイェウンを見つけた時
には既に結婚していたのよね~。
そして家も突き止め近くで熱帯魚店を始めるの。
大学生の時の輝きを失ったイェウンがジフンの熱帯魚店に来て再会
勿論イェウンは当時の事は憶えていないのよ~
彼女が店に来るとそれだけでロックオンのジフン。
熱帯魚の事を聞かれ飼うのは難しくないかとか聞かれて水槽とセットで値段を伝えるも
そんな高くない値段でもとまどう彼女に水槽と熱帯魚セットでプレゼントすると言うジフン
遠慮する彼女にその代わり餌はウチで買ってねって事で後日水槽を設置しに彼女の家へ
ここでジフンは玄関の暗唱番号を覚えて後日忍び込んじゃうのよっ
段々それが大胆になってきてちょっと笑えたわっ!
普通に家事代行サービスの様にリビングに掃除機かけたり観葉植物に水をやったり
そして彼女の家の中に沢山のカメラを仕掛けてケータイにも盗聴器を仕込んで24時間体制で
彼女を見守り続けるジフンですよっ!セコムなの?ただし駆け付けサービスは無し
そんな中でイェウンが夫から激しいDVを受けている事を知ってしまうのよね・・・
人知れず玄関先に花を置いて帰ったりもしてたわ~幸せになって欲しいって願い込めて
この夫のDVがまた凄い・・・
大画面でお腹にパンチや蹴り入れられるの見てるともう、うぅ・・・ってなったわ~
そして暴行シーンもそうだけど結構攻めまくっていた性描写
監督は性描写は美しく、暴力描写は突き抜けてをモットーに撮ったそうで
新人のイ・ユヌも傲慢過ぎる行いのシン・スハンも本当に体当たり演技でした
ホント凄い・・・そしてアザだらけの体が痛々しくて辛かった
そして歪んだ夫婦間の行いや日常的に行われるDVに怯える声や叫び声をイヤホンから
聞いては何も出来ないジフンは涙しているのよね
これ私日本版のは未見なんですが次女が観に行っていて、高良健吾さんは
ベッドの下に潜んで居る時オムツつけていたとか・・・。
韓国版ではそれほど長い時間っていうかベッドの下に潜んでいるシーンは多くなくて
盗聴器やカメラを駆使した背景がベッド下に潜む時間が減った理由なのかしら・・・
舞台挨拶の時に監督、イ・ジフンと一緒に登壇したプロデューサーのウンギョンさんは
以前角川に勤めていた当時大石圭圭さんの「アンダーユアベッド」の映画化を企画した
そうで10年前位と言ってたかな・・・
激しいDVや性描写がある事もあり韓国の監督さんたちが引き受けてくれる人が居なかったそう
そこでSABU監督に話が持ち掛けられたそう。(ここまで結構年月がかかったと)
このウンギョンさんこの日、通訳も務めていて、日本語で長々と説明している姿を見て
イ・ジフンがウンギョンさん韓国人なのに日本語すごいっ!!と感激してたのが可愛かったわ。
リメイクするに当たって、センシティブな内容なので違った側面から描こうと
一昨年実現したとの事。
そういった事からジフンが自分の名前を言わなくなった過去、そしてDV夫の子供の頃の
体験などを描く事によって今の姿をより説得力のあるものにしていったのかな~。
それぞれ2人の過去に見え隠れする毒親と長男重視で次男蔑ろ的な家庭環境
ちょっとすごく韓国っぽさが凝縮されてる気がしましたよ、そこには。
男2人の過去の深堀は日本版にはないそうです。
普通に家に上がり込んでベッドの下に潜んでたり、盗聴して何画面もの彼女の家の中の
画像を見ているなんて歪んだ愛の極めつけだしキモって思われるかもしれないんだけど
DV夫に完全に支配されていて瞳の輝きさえも失って出歩くこともままならないイェウンを
何とかして救って欲しいと思って見ていたのでキモさをあまり感じずに見ていました。
それお気に入りのイ・ジフンだったからなのか?!
彼女の香水の香りを感じながら昔撮った8ミリの映像見てるなんてやっぱり相当
危ない感じなんだけどもね
登場人物がほぼ3人に絞られているのでより3人をフォーカス出来るという事と
余白を大事にしたいという事で普通のサイズではなく縦横比3:4の画角で固定カメラ
多めで撮ったそう。
モニターを覗いている感覚にもなれるその縦横比、監督のこだわりを感じました。
そして映像綺麗。映像にはこだわったと言われていてモノクロで行こうかなって思った位と・・・
でも広報?だったかに反対されたと言ってたわ。
あなたも1人じゃないよ、どこかで誰かが聞いていてくれる。助けてと声をあげられる
優しい世界になって欲しいと願いを込めて撮ったとSABU監督は言ってました。
そのメッセージ、多いに感じられましたわ。
ラストのあの展開、その後どうなって行くのかなと気になったわ・・・
2人がもっと普通に出会って欲しかったよ~とか覚えていて欲しかったよ~とか
色々思ったり悲しい物語だけど絶望的ではなくて
どこか希望が持てる感じの余韻が残っていて良かったな。
映画終わってちょっと買い物してさ~帰るわよって思ったら新幹線遅延マークが出ていて
1人アセアセ
すぐにこまさんに報告しようと思っていたのに電車調べてて報告遅れる
何の事はなく遅延もなく無事夕方家に着き、まるで何もなかったかの様に着替えて
掃除を済ませて夕飯の準備
別にDV夫が待ってる訳じゃありませんが
完全犯罪 完璧にやり切った感に1人酔いしれてましたっ
私の人生初の舞台挨拶、良い思い出になったわ〜っ!!!