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フィットネスインストラクターyukkieのブログ

こんばんは!

トータルボディーコーディネーターの荒金です。

 
さてさて、一月も後半に差し掛かりましたが、
年始に立てた目標に向かって順調に進んでいますか?
 
今年もダイエットを頑張ろう!
ボディーメイクを頑張るぞ!
食生活を見直そう!など、
美と健康に向けての新年の誓いを立てた方も多いと思います。
 
今日はそんな皆様にとって為になる情報です。
身体に良いと言われている食品の二面性、
そして上手な食べ方を栄養素とともにお話ししたいと思います。
 
まずは、
『大豆および大豆製品』
 
大豆製品といえば豆腐、豆乳、おからなど。
これらは低脂肪で食物繊維もたっぷり。
栄養価も高くたんぱく源としても優秀ですし、
含まれるイソフラボンは女性の強い味方。
日頃から意識して摂取している方も多いと思います。
 
しかしこの大豆に含まれるレクチンと言う物質が、
反栄養素(アンチニュートリエント)として、
身体に悪影響を及ぼすと言われています。
 
レクチンはあらゆる動植物の体内に存在し成分はタンパク質。
植物においては自然界で生き抜く上で、
外敵から身を守ったり捕食者を毒性により弱らせたりする為に合成される物質。
外皮、皮、種子に多く存在し、
大豆を含めた豆類や小麦・蕎麦・玄米などの穀類、
トマト、ナス、かぼちゃ、じゃがいもなどにも含まれています。
 
このレクチンは我々の身体の免疫機能を高め代謝を促し、
風邪などの病気の予防や身体の健康を保ってくれる働きがあります。
 
が、しかし一方で
摂取量によってはタンパク質の消化吸収を阻害し、
またカルシウム・マグネシウム・鉄などの
ミネラルの吸収をも阻害してしまう恐れもあります。
 
ミネラルは身体のバランスを整えてくれる微量栄養素。
不足すれば貧血、骨粗鬆症、筋肉の痙攣、筋力の低下などを引き起こし、
不足が長期化すれば健康を害す可能性があります。
 
植物性タンパク源の代表格の大豆が、
摂りすぎによってタンパク質の吸収を妨げるとは、
なんというパラドックスなのでしょうか。
 
またレクチンは腸の内膜を刺激するので、
体質によってはガスが溜まって膨満感を感じたり、
ひどい場合には嘔吐や下痢の症状を引き起こす場合もあります。
 
体調不良の原因が健康の為とせっせと食べていた食品だった⁈
ということも起きうるわけです。
 
よりひどい症状としては、
腸壁に穴があき消化物が漏れ出すリーキーガット症候群や
関節の炎症、自己免疫疾患、アレルギーを引き起こすとも言われています。
これらの症状は小麦に含まれるグルテンを取りすぎた際にも
引き起こす可能性があると言われていますから、
小麦粉の代わりに大豆粉なら大丈夫と安易に飛びつけません。
 
また健康食材としてブームの小麦全粒粉や小麦ふすま(小麦の外皮から作られたもの)、
未精製の大麦やキヌアなどの穀類も実はレクチンたっぷり。
グルテンを控えている方の救世主だったはずが。。。
まさかの事実です。
 
少し話がそれましたが、
なんだか読むにつれて悪者になってまった大豆製品。
しかしその栄養価の恩恵を受けながらレクチンの心配なく食べられるのが、
納豆、味噌、たまり醤油などの発酵食品。
日本のスーパーフードは毒素までも消してくれるのですね。
 
発酵以外に私たちが調理する際に気をつけられることは、
大豆は少なくとも一晩は水に浸し、
高温で茹でこぼした後にぐつぐつコトコト煮込みましょう。
これでかなりのレクチンを不活性化できるそうです。
 
他の豆類にもレクチンは含まれますから、
とくに乾燥した豆類を調理する際には同じ手順を踏みましょう。
私が言わずともお豆を煮る時の基本ですね。
 
その他の大豆製品である豆腐、
豆乳(豆腐を作った際の大豆の搾り汁)
おから(豆腐を作る際の大豆の搾りかす)
きな粉、大豆パウダー、大豆プロテインなどは、
摂りすぎ注意と言えるでしょう。

ちなみに大豆製品を
陰(身体を冷やす)陽(身体を温める)と言う性質で分類すると、
面白いことに、
豆腐、豆乳は陰、
味噌、醤油は陽です。

豆腐の薬味に生姜やネギを使ったり、
唐辛子を使った麻婆豆腐にするのは、
身体を冷やし過ぎない知恵だったのかもしれませんね。

 
お次は『玄米』
 
玄米は精白していないお米。
白米よりビタミンやミネラルや食物繊維など栄養価に富んでいて、
糖質の代謝には欠かせない栄養素ビタミンB1が特に豊富です。
 
また白米よりもGI値が低く食後の血糖値も上がりづらいので、
健康維持のため、ダイエットのためどちらが目的でも、
オススメの食品に上がる理由がわかりますよね。
 
しかしこの玄米にも実はフィチン酸アブシジン酸と呼ばれる
反栄養素が含まれます。
 
フィチン酸アブシジン酸もファイトケミカル。
 
ファイトケミカルとは植物が厳しい環境の自然界で
生き抜くためにその体内で作り出される成分で、
有名なものではアントシアニン、カテキン、βカロテンなど。
 
色素やネバネバやアクやエグミの中に含まれまれ、
注目されるのはその抗酸化作用やデトックス作用。
 
フィチン酸は毒素を排出する作用が強く、
体内に入った食品添加物に含まれる化学物質や食品の残留農薬、
水銀や鉛などの重金属を排出してくれるのですが、
必要なミネラルまでも排出してしまい、
食べ過ぎはミネラル不足を招くと言われています。
 
アブシジン酸は種子に含まれる発芽抑制因子で、
栄養成分を貯蔵して発芽を抑制(適切な時期に発芽するよう)
する働きを持ちます。
しかし私たちの身体に取り込まれると
細胞のミトコンドリアを傷つけるを言われています。
ミトンドリアは代謝やエネルギー生産の中核となる器官。
これが傷つけられ正しく機能しなければ病気になりやすくなります。
 
では玄米は食べない方がいいのでしょうか?
いえいえ、そんなことはありません。
フィチン酸、アブシジン酸ともに、
発芽によって不活性化させることができます。
 
発芽の方法は水や季節によってはぬるま湯につけます。
発芽までの時間は2〜3日。
今では発芽機能もついた炊飯器も出ていますので、
興味がある方は調べてみてください。
 
大豆や玄米は我々日本人を支えてきた伝統食の代表格。
調理法や食べ方、摂取量などに気をつけながら、
賢く食べて行きましょう。
 
 
健康ブーム、ダイエットブームで、
次から次へと健康食品やダイエット方法に関する情報が出ています。
 
そんな情報洪水に溺れると、
知らず知らずのうちに正しい判断力が鈍り、
さらなる新しくそして刺激的な情報を求めて右へ左へ奔走し、
本来の目的すら忘れてしまうことに。
 
大切なことは、
正しい知識を得て流行りの情報に流されず
自分で考え、自分の身体の声を聞くこと。
 
物事には二面性があるということもを受け入れ柔軟に対応すること。
 
枝葉に執着せず少し遠くから全体を見回してみること。
 
何かに偏らずバランス感覚を持って生活をすること。
かなと思います。
 
2019年も心身ともに健康で、
心が安定した豊かな日々を送って行きましょう。
目標に向かって頑張りましょうねラブラブラブラブ
 
それではまたウインク
 
ただ今発芽中〜アップアップアップ