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最近読んだ本
『自分の親に読んでほしかった本』
この本は、子育てだけでなく、相手とのコミュニケーションや関係修復にも応用できる内容だと思いました。私には、とても良かったです。
気になった言葉を忘備録の為にピックアップしました。
“最初の会話は、お互いの呼吸を合わせること。コミュニケーションは、ギブ・アンド・テイク。相手からも影響を受ける勇気を持つ”
生まれてすぐの乳児は、呼吸を合わせることができないのに、少し経つとコントロールできる様になって、親と呼吸を合わせたりする様になるとは、知りませんでした。これが対話の始まりとは、驚きで、感動的です。
”親子でも、親が一方的に与えるだけでは無く、子どもからも受け取る事が大事。相手が何も反応してくれないと、孤立を感じてしまうもの。子どもには双方向のやりとりが必要。お互い協力して問題を解決。“
私は、子どもに一方的に指示を伝える事が多かったです。指示以外、話しかけていなかったと気がついた時は、驚きました。指示を止めると、話しかける言葉が全く見つかりませんでした。そんな事もありました。そのうち、徐々に子どもと会話できる様になりました。
“人から影響を受けるのが苦手(対話恐怖症)なのは、自分が子どもの時にそう言う育ち方をしたから”
苦手な方だと思います。少しずつ、できる様になりたいと思います。
”相手の事を知ってると思わずに、どんな人間なのか積極的に観察して、知ろうとする。小さな反応も見逃さない。話に耳を傾けて、知らない事は、吸収する”
“独立心を育む鍵は、親が突き放すのではなく、子どもに心の準備ができて自分から離れようとするまで待つこと。「そっと押す」“
自分の子どもが、独立できていないと、つい焦りを感じますが、信じて待ちたいと思いました。突き放すのでは無く、助けるか、励ますか、見守るかは、よく観察していると、分かるそうです。私にもできる様になるのか、今は全く自信がありません。
“行動は、コミュニケーションそのもの。何を伝えようとしているのか、相手の行動に自分の行動がどう影響を与えたのか、観察して理解する。勝ち負けをやめる。行動の裏の感情に共感して言葉にすると、不適切な行動は止む。自分の予定を通して、相手に勝ちたいと思わない。“
いつも相手と同じ側にいて、寄り添う事が大事でした。相手の行動から、まだ起こっていない先を読んで、困った事にならない様に、操ろうとする行為、よくやってました。相手はそれに敏感に反応して、癇癪などの困った行動を招いたなんて。。。、子どもはよく分かっているんですね。先読みしないで、今の相手の行動をよく観察する事が足りなかったんですね。
“先の事を心配するより、今の現実に集中する。今、上手く行ってるなら、おかしな方法でも、将来を心配しない“
“誰もが身につける必要のある4つのスキル。①ストレス耐性②柔軟性③問題解決能力④共感力“
意識して身につけたい。
”ご褒美をあげたり、指示して操るより、相手と良好な関係を築く方が適切な行動に導く事ができる”
言う事を聞かせたくて、ついついご褒美をあげてしまっていました。あるいは、一方的に指示して、力づくで従わせていました。
子どもに「他者に思いやりを持って行動して欲しい」と思うならば、自分も子どもに対して、そうするのは、当たり前の事でした。
”子どもの癇癪の引き金を特定する。それを避ける。押さえつけのでは無く、怒りの理由を言葉にして伝える。これを繰り返す事により、子どもは、徐々にストレス耐性ができてくる”
癇癪を起こされると、私もなぜか腹が立って怒っていました。子どもに負けて言いなりになりたくないと思っていました。勝ち負けじゃなくて共感でした。 子どもを力づくで、静かにさせようとするのでは無く、 気持ちに寄り添えば良かったんだと思いました。
”子どもが、ぐずぐずすると苛立つのは、自分が子どもの時の感情を抑えている為。恐怖を感じると本能的に攻撃に出る。自分自身と子どもの感情を受け入れると、子供の行動に寛容になれる。そしてより良い変化を子どもと協力して築ける”
私も、子どもにぐずぐずされても、イライラしました。自分の子どもの時のネガティブな感情が蘇って、恐怖から攻撃的になってたから、かもしれません。
”子どもが嘘をついた時は、非難しないで、背後にある感情を理解する。騒ぎ立てない。冷静に対処する。過剰に反応せず、判断を下さず、協力して解決策を探すのがいい。”
子どもの嘘に親が過剰に反応すると、子どもは話すのを止めてしまうから、いつでもコミュニケーションできる関係を作っておくことが大事だったと分かりました。嘘をつくのは、よくある事、過剰に反応しない様にしたいと思いました。また、厳格すぎる環境では、嘘をつかない人が育たない、嘘つきを製造してしまうと言うデータに驚きました。
”これ以上、この状態が続くと我慢できない所に予め境界線を引く。理由は、自分自身の感情である事を素直に伝える。立派な理由があるふりをすると、相手に違和感を与える。正直に自分の気持ちを伝える方が、今後のコミュニケーションにもいい”
境界線を引く時は、相手が悪いと決めつけるのでは無く、罰も与えず、自分の気持ちを素直に伝える事が大事だったと分かりました。これも全くできてませんでした。
”子供が親(私)をどう思おうと否定しない。子供が不満を表明できる様に手助けをする。限界が近くても不満を聞き入れる様にする。理解しがたい事も、あきらめずに相手を信じてきっと上手く行くと楽観的になる。”
んー、これは、できるかどうか、難しいですが、子供の為に努力しよう。
”断絶がある場合、引き金になった自分側の理由を素直に認める。間違いを認めて軌道修正する。お互いの感情を受け入れる。相手に関心を寄せる。ニーズに応える。一緒の時間を共にする。勝ち負けゲーム、対抗意識を持たない。相手への決めつけをやめて、 自分の気持ちを素直に伝える。意見を押し付けず、相手主導でコミュニケーションを取る”
基本に戻って、呼吸を合わせたり、よく観察する事から始めたいと思います。笑顔で接して、よく話を聞いて、少しの変化に反応しようと思います。相手の目線に立ちたいと思います。また、相手との関係が何物にも代え難く、宝物の様に大切だと忘れずにベストを尽くして、相手を信じたいと思います。
また、本で提案していたので、相手の気持ちになって、断絶の引き金になった事柄を書き出してみました。本当に申し訳ない気持ちになりました。書き出した事が作用したのか、その効果なのか分かりませんが、断絶していた相手と少し関係が良くなった様な気がします。
何度もこの本を読み返して、断絶した関係を修復できたらといいなと思っています。
著者は、編集者との間に断然が起きたけれど、修復できたと書いていました。大人同士の断然も修復できるんだと心強く感じました。私も諦めずに断然した相手と向き合おうと思います。
いい本に出会えました。
長くなってしまいました。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。