チェ・ヨンの妄想「イムジャ無視作戦遂行中の崔塋・5月9日早朝」
「チュンソクっ」「おい、チュンソクっ」「チュンソクはいないのかっ」・・・・・・「どこへ行ったのだ。あいつは」「いつもすぐに返事をする男が」「いや、すぐに返事どころか、呼んでもいないのにずかずかと耳が痛くなるようなでかい声を出して入ってくるくせに」「まったく」「前など、あのようによいところで」「珍しく俺が迫ってみた時に…」「つい…前へ、俺の躰が知らぬ間にぐいぐいと…行ってしまった時に……」「あ、あいつめ」「ゆ、許さぬっ」「俺の、俺たちの、むふ…」「い、いや……」「い、いやいや」「い、いやいやいや」「どうした、この口は」「何を言おうとしたのだ」「今、俺はっ」「むふ…ふ……」「むふふ…ふ……」ばしっばしばしっ「頬でも叩かねば、俺がだめになる」「トルベめっ」「いつもこのような言葉を飲みに行く度に女の肩に手を回して言いおって」「気持ち悪いっ」「男の風上にもおけぬやつだ」「男たるもの、寡黙で頑なでなければならぬ」「瞳で語るのだ」「表情で語るのだ」「言葉で言うのではなく」「俺のように…」「まあ、無理か」「俺は、このような顔であるから可能だがトルベでは、あの男では無理か…」「しかし、あの時は、た、た、ただ…イムジャの瞳に何かついているようだったから取ってやろうかと思っただけなのだ」「本当に、そうなのだ」「俺は、嘘はつ…つかぬっ!」「そうなのだ」「あの方はいつも、顔や髪に何かをつけて」「衣にも何かをこぼしてて」「衣はいつも着た切りでぐちゃぐちゃで」「ああ、だめだ」「俺がちゃんとしてやらねば」「俺が一切喝采あの方のすべてをしてやらねば」「だめだ」「あのようにどこにもいない高麗最強、いや天界最強のお美しい方なのに」「ドイツやアメリカを旅した時でもあのようにお美しい方はいらっしゃらなかった」「みな何やら肩や脚を思い切り出して俺は目のやり場に困り…」「つ…ついつい…見てしまっ…」「い、いや」「見てなどおらぬ」「絶対に他の女人などみてはおらぬっ」「決して見てはおらぬっ」「あの香水の店の前にいたあのような女人たちなど見てはおらぬ!」「しかし、イムジャはどうして、あのような女人たちとは違ってがさつ…」「いや、がさつではなく、そ、そうだ」「自由奔放なのだ」「単に気を使わない、それだけなのだ」「そうだ」「だから、俺がイムジャの身の回りの世話をすべてしてやらねば」「気を使わぬ方だから」「俺の妻が、俺の女が、あのようでは」「いや、あのようではなく…」「い、いや…」「俺の女には、美しくいてもらわねば」「天界と高麗一の美男美女でなければ」「俺たちは!」テ…ジャ…ン…テジャン……テジャンッ‼︎‼︎一体何を今日はぶつぶつといや、大声で!言っておられるのです聞こえますよそのように大声で叫んでいては迂達赤隊員たちにすべて聞こえてしまいますよいいのですか?聞こえてもいいのですか?本当のテジャンの姿ばれてしまいますよ?すべていや、もうばれてますけどねすべて迂達赤隊員たちは皆テジャンの虜ですから手を変え品を変えテジャンの一挙手一投足を知ろうといつも見張っていることをしらぬのですか?今も階下にはいますがあれですよここだけの話テジャンですから副隊長としてしょうがないですからオフレコで…ああ、この言葉もちろんご存知ですよね?この前医仙様が俺たちに教えてくださいました『いい?しっかり聞いて』『この話は、オフレコよっ』ーーオフレコとはなんですか?『オフレコっていうのはね非公開話ってこと』『要はここだけの話ってこと』『だから、オフレコって言われたら話を聞いてもいいけど、絶対に口外しちゃいけないのよ』『口外したら大変なことになるのよ」『まあ、男じゃないってことね。そんなことしたら』『そんな人、最低〜っていうことね』と言われましたまあ、テジャンご存知ですねすみませぬ知ってることを繰り返しましてぷるぷるぷるテ、テ、テジャン!どうしたのです手が震えてますよびりびりびりびりテ、テ、テジャンっ!な、なんですっま、まさか光ってますよ手が、手の周りがっま、まさかテ、テジャンっし、知らなかったのですか?この言葉ま、まさか迂達赤隊員全員が医仙様を真ん中に円陣を組みそして、医仙様があのいつもの得意気なお顔でええそれはそれは光り輝いて唇などぷるんとしてつやつやでほのかにいい匂いもするあのお顔で…あ、そういえばテジャン今日は、その匂いしませぬねいつもは、あの香りでぷんぷんで俺たちもう朝から死にそうで皆、あそこに駆け込みたいくらいなのにいや、かけ込まねば大変なことになるので必死に違うことを考えようとしているのですがそれはなかなか難しくそうそう、それは夜ものようですよ皆皆懸想しているようです夜衣にべたべたについたテジャンのあの匂いを想いながらそれに今やつら天井に筒をあててこの話きいてるところでしょうこれはオフレコですいいですね、テジャンオフレコですよだから、テジャンこのように大きな声で話をしている…がらがらがらっどかぴかっがっしゃ〜〜〜〜んっテ、テ、テジャン・・・ひ、ひ、ひど・・い・・・医仙・・・様に言いつけます下に・・・いらっしゃっておられます・・から・・・だから、俺・・・いなかった・・・ので・・す・・も・・う・・知りませんっ俺は・・テジャンではなく俺もテマンも今の今から医仙様のお味方に・・・なりましたゆえっそのつもりでっご覚悟を!!!うぐぐぐぐぐぐ俺を怒らせたな今日の稽古受けて立てっ俺は・・・このような女人などに一切見向きなどしておらぬっま、まずいですこ、これはい、いつものごとくち、超長編の様相を呈してきました単なるチェヨンとウンスの1日のやりとりのはずがせっかく昨日は珍しくありえないほど早くチェヨン邸から兵舎へととべたのにチエョン兵舎へ来て朝の日記を書きチュンソクを呼んだところからのたったの数分が1話となってしまいましたこ、これは、1日に何本も書かねば連日連夜また、終わらぬではないかっシンイヨンっなんとかしてちょ〜〜〜だいっつことで今日はライブをやるときめたのでこの辺で〜じゃねやばやば