世の中にはさまざまな法則を書いた本やハウツー本があり、中には「諦めなければ不可能はない」といったような過激な表現で、読者を煽るような本も存在します。
もちろん、それが悪いと言いたいのではありません。
今まさに夢に向かって突っ走っている人にとっては、「諦めなければ夢は叶う」といった言葉は励みになり、気持ちを奮い立たせる事に繋がるでしょう。
しかし中には“諦めたいのに諦められない人”や本当は諦めるべき時なのに諦めない人もいます。
そんな人たちにとって「諦めなければ不可能はない」という言葉は逆効果になってしまいますね。
ここで僕が言いたいのは良いとか悪いとかの話じゃないのです。
なぜなら、良い悪いの答えなんてすぐにはわからないし、人によっても変わってくるからです。
諦めるのが良いのか悪いのかは事情や状況にもよるし、それが正しかったかどうかっていうのも自分が死ぬ瞬間までわからないことかもしれません。
僕が言いたいのは必要な言葉っていうのは、それぞれの状況で違ってくるということです。
「諦めていい」って言葉を求めている人もいるし、「諦めたらダメだ」って言葉を求めている人もいるでしょう。
世の中にあるハウツー本なんかもケースバイケースです。
自分にあわない状況なのに「諦めたら不可能はない」なんて言葉を信じたら、逆に新しいチャンスを逃してしまう事だってあるのです。
だからなんでもかんでも鵜呑みにするのではなくて、自分にあったアドバイスに従うほうがいいですね。
人のマネをして、人から学ぶのは大切な事ですが、自分なりに咀嚼することも忘れずいきましょう。