誰の人生にだって事件は起こりうるし、いつどこでどうなるかなんてわかりません。
中には何も考えないで放蕩に走り、人生につまづく人だっているでしょう。
しかしそんな人を見てバカにしたり「ああはなりたくない」と言っていても、いつ何が自分の身に起こるかなんて誰にもわからないのです。
誰の人生にだって悲劇は起こりうる。
どれだけうまく立ち回って生きても、うまくいかない時はうまくいかないものです。
かと言って「何も失わないように生きる人」は、実は最初から既に大事なものを失っているのかもしれませんね。
テレビを観ながら不倫した芸能人を責めたり、事件を引き起こした犯人を非難して溜飲を下げていても仕方がないでしょう。
もしかしたら意図しないうちに事件に巻き込まれ、知らず知らずのうちに自分自身が加害者になってしまう時だってあるかもしれないのだから。
だから他人の人生を軽んじるのではなく、それぞれの人生の重みを受け止めながら生きよう。
誰の人生にだって事件は起こりうるし、いつどこでどうなるかなんてわからない中で、誰もが懸命に毎日を生きているのだから。