「天国」と「地獄」を見せてやろう | 中村幸也オフィシャルブログ「自由に生きるのに遠慮はいらない!」

中村幸也オフィシャルブログ「自由に生きるのに遠慮はいらない!」

中村幸也のブログ

2018年6月に妻と子ども4人を連れて大阪から沖縄に移住してきた自由人。心理カウンセラー。「あきらめる勇気」の著者。『元不登校YouTuberゆたぼん』のパパ!

ひとりの男が「天国と地獄」について神様と話をしていました。

 

神様は「ついてくるがいい。地獄を見せよう」と言って、男に地獄を案内してくれました。

 

男は、恐ろしい鬼が金棒を振り回して人間を熱い沼に沈めている姿を想像しました。

 

 

しかし実際は違っていたのです。

 

 

地獄では人々が煮物の入った大きな鍋を囲んで座っていました。

 

しかし全員がひどくお腹をすかせて、望みをなくしています。

 

みんなスプーンを鍋に入れて煮物をすくいあげ自分の口へと運ぶのですが、そのスプーンは腕より長いので口まで届きません。

 

そこにいる人々の苦しみようはひどく、まさに地獄そのものだったのです。

 

 

「さぁ、今度は天国を見せてやろう」

 

 

男は、空気が澄んで優しい風が吹き、暖かい太陽が輝くようなすべてのものが満たされた世界を想像しました。

 

しかし天国は先ほどとまったく同じような部屋で、煮物の入った鍋、そして腕より長いスプーンがあり、人間たちがいました。

 

ところがこの部屋の人たちはお腹も十分に満たされ、その顔は幸せに輝いていたのです。

 

 

男は神さまに尋ねました。

 

 

「条件はまったく同じなのに、なぜここにいる人たちはこんなに幸せで、さっきの人たちはあんなに惨めなのでしょう?」と。

 

すると神さまは「カンタンな事だ」と微笑んで、続けてこう言いました。

 

「ここにいる者たちは互いに食べさせ合う事を学んだのだ。ただ、それだけの違いなのだ」と。

 

 

そう、天国と地獄は同じ場所にある。

 

 

共に喜び、分け合える人がいる場所を人は「天国」と呼びます。

 

奪い合うか、分け合うかで、僕たちの心次第でこの世は天国にも地獄にもなるのです。

 

だから、この星を「天国」にしたいですね。

 

僕たちの生きる世界を天国にするか、地獄にするかは、僕たちの心がけ次第で決める事ができるのだから。