多くの人は自分の欠点を恥じて、なんとかしてそれを隠して生きようとする。
欠点は「自分の欠けている点」だと思い、必死で人に見せないようにする。
しかし「自分のいい所」だけ見せても、あなたの本当の魅力は伝わらない。
なぜなら、あなたの欠点こそが、あなたの魅力を引き立たせるのだから。
そう、欠点は「あなたに欠けている点」ではなく、「あなたに欠かせない点」だ。
だから欠点はあなたの魅力になる。
自分の長所や得意な事だけが、あなたの個性ではない。
長所も短所も美点も欠点だって、すべてが「あなたらしさ」なのだ。
完ぺきな人なんていない。
だから欠点があってもいいんだ。
そうやって「欠点も含めて自分だ」と認めてあげた時、あなたはその個性に更に磨きをかけられる。
だって欠点は誰にでもあるものだから。
そもそも欠点と長所は表裏一体だから、欠点を改める事によって、長所もなくしてしまう可能性がある。
欠点が自分の短所と考えて、それを改めようとする事によって、長所も消えてしまうかもしれないのだ。
「長所も短所も天与の個性」
経営の神さま松下幸之助さんはそう言った。
「短所を見ずに長所を伸ばせ」
船井総研の船井幸雄さんはそう言った。
「あれができない」とか、「これができない」とか、関係ないし、「あれがない」とか、「これがない」とかも関係ない。
欠点があるから魅力がないのではなくて、「欠点がある自分は魅力がない」と思ってしまうから魅力が半減するのだ。
だから欠点は欠点で認めてあげよう。
成長とは何かができるようになる事でも、欠点を克服する事でもない。
ありのままの自分を認めてあげる事だ。
だから、欠点を直すのではなく、それを最大限に生かしながら自分の魅力に磨きをかけよう。
たとえ一部の人に嫌われたとしても、誰かに好かれる事とあなたの価値はまったく関係ないんだから。
ありのままの自分をさらけ出して、長所を伸ばしていこうぜ(^^)