私たちは聖者と違って、
自分の敵を愛することは
できないかもしれない。
だけど自分自身の健康と幸せのために、
少なくとも敵を許し、忘れてしまおう。
これこそが賢明というものだ。
これは、デール・カーネギーの言葉です。
誰かのことが許せなくて憎んでいる人は、
心からの安らぎを感じることはできません。
なぜなら「許せない！」と誰かを責めている時、
体には余計な力が入り、心が波立つからです。
だから誰かを憎んだり、
誰かを許せないという状態が続くと、
自分自身が苦しくなってくるのです。
そしてこんなふうに人のことを許せない人は、
自分のことも許せないでいます。
誰かのことが許せないから、
自分のことも許せないのではありません。
ありのままの自分を許せないから、
許せない人がでてきてしまうのです。
だからまずは自分を許そう。
「許す」の語源は、
「緩ます（ゆるます）」です。
「頑張らなければならない」とか、
「愛さなければならない」という価値観を緩ませ、
ありのままの自分を受け入れてあげましょう。
頑張れない自分がいてもいいし、
愛せない自分がいてもいい。
自分自身を縛りつけずに緩ませてあげれば、
ピンッと張った神経も緩まります。
するとこれまで許せなかった不完全さや、
自分自身を許せるようにもなるのです。
自分を許せるようになると人も許せる。
自分も人も許せるようになるとストレスも減り、
自分の健康にもいいし、幸せも感じやすいですね。
だからもうそろそろ重たい荷物をおろして、
身軽になろうよ。
「宵越しの恨みを残さない」で過ごした方が、
人生は今よりずっと楽しくなるはずだから。
ゆる～い感じで力を抜いていきましょう！