ある心理学の研究によると、
関心範囲が広い人は幸福度も高い
傾向にあるという。
逆に他人への関心が薄い人は、
幸福度も低い傾向にあるそうだ。
「喜ぶ人と共に喜び、
泣く人と共に泣きなさい」
これは聖書にある言葉だが、
他人に関心を持つというのは、
カンタンなようでむずかしい。
なぜなら、僕たちの多くは嫉妬深く、
自分より幸せな人がいる事を
認めたくないからだ。
だから「利他の精神」を持てないでいる。
利己的で自分の事しか考えない者は、
目先の損得ばかりに関心を持つ。
もちろんそれが悪いというわけではないが、
それではとても小さく狭い世界だけで
生きる事を意味する事になるだろう。
人への関心が薄れると幸福度は低くなり、
自分の喜びを共感し合える友さえ、
いなくなってしまうかもしれない。
僕たちは人との繋がりがあるからこそ、
互いに刺激し合えるし、笑い合う事もできる。
人との繋がりがあるからこそ、
僕たちは誰かを愛し、優しくもなれるのだ。
「袖振り合うも多生の縁」だ。
僕たちはみんなこの世に生かされ、
たくさんの見えない“ご縁”に支えられ、
こうして存在する事ができている。
だからすべてのご縁に感謝して、
人との繋がりを大切にしよう。
無理して人に合わせる必要はないし、
無理して関わりを持つ必要もないと思う。
だけど、共に喜び、共に泣ける
仲間がいたほうが、
幸せに人生を送れるんじゃないかなぁ、
って、僕は思う。