劣等生と優等生を比べた時、
多くの人は「優等生のほうが偉い」と思い、
優等生のほうが役に立っていると考えがちだ。
しかしもし劣等生がいなければ、
優秀な人は「優等生」とは呼ばれない。
これは医者と病人でも同じだし、
カウンセラーとクライエントでもそうだ。
医者は世の中の役に立つと思われているが、
病人がいなければ医者は生計を立てれない。
カウンセラーだってクライエントがいなきゃ、
カウンセラーとして活動できないのである。
つまり医者が医者でいる事ができるのは、
病人がいるおかげなのだ。
そして病人は医者の治療により助けられ、
クライエントはカウンセラーに救われる。
どっちが偉いもクソもない。
このように考えると、
どんな人でも世の中の役に立っている
と考えられるようになる。
この世に存在するすべてのものは、
存在しゆる意味があるという。
世の中には価値がないものは存在できない。
つまりそこにあるという事は、
それだけで価値があるという事なのだ。
だからあなたも十分価値がある。
世の中の役に立つ人になろうと
無理して生きる必要なんかない。
誰かと自分を比べて、
自分の価値を計る必要なんてない。
なぜなら、あなたは存在しているだけで、
すでに世の中の役に立っているのだから。
だからありのままの自分を受け入れて、
自分を受容して生きよう。
他人と自分を比較したって、
あなたがあなたである事に変わりないのだから。