不登校は問題行動ではない | 中村幸也オフィシャルブログ「自由に生きるのに遠慮はいらない!」

中村幸也オフィシャルブログ「自由に生きるのに遠慮はいらない!」

中村幸也のブログ

2018年6月に大阪から沖縄に移住してきた自由人。心理カウンセラー。「あきらめる勇気」の著者。『元不登校YouTuberゆたぼん』のパパ!

多くの親や大人たちは、
「不登校は問題行動だ」
と思っているが、
不登校は問題行動ではない。

 
逆に学校に登校したくない子どもに、
無理やり登校させる事のほうが
問題ある行動と言えるだろう。
 
しかし実際は学校関係者の多くが
「不登校は問題行動だ」と捉えている。
 
そして子どもを学校に登校させる事で、
その問題が解決すると思っているのだ。
 
実は今から約一年ほど前、
文科省は小、中、高、すべての学校へ向けて、
「不登校を問題行動と判断してはならない」
との見解を含む通知を出している。
https://news.yahoo.co.jp/byline/ishiishiko/20170914-00075450/
 
この通知は、不登校の子への支援は
学校復帰のみに捉われず、
学校を休む子どもが悪いという
「根強い偏見を払しょくすることが重要だ」
との見解を示していた。

 
 
でもこの通知を知らない教員も多い。
 
 
だから不登校の子を一日も早く学校へ戻し、
「登校させるべきだ」と勘違いしているのである。
 
その結果、夏休みが明けの今年の八月三十日から
九月五日までに間に
八人の子ども自殺が発生してしまっている。
 
夏休み明けは特に子どもの自殺率が上がる。
 
子どもの命のほうが大切なはずなのに、
学校に行く事を優先させる教育なんて
バカげた話でしかない。
 
そもそも子どもは学校に行かずとも、
親が子どもの学ぶ力を百パーセント信じてあげれば
子どもは自分で自由に学んでいくものなのだ。

 
 
「死にたくなるなら学校に行くな!」
 
 
これは文科省の前事務次官の前川喜平氏が、
講演などで繰り返し発言している言葉だ。
 
学校に行かない事に負い目を感じる事なんて
ひとつもない。

 
僕は以前、夜回り先生こと、水谷修先生に
お会いしてお話させて頂いた。

 

水谷先生はその時こう言っていた。
 


 
「何よりもまず生きる事が大事なのだ」と。
 
 
不登校は問題行動ではないし、
何も悪い事でもない。
 
だからまずは自分の命を大事にしよう。
 
学校に行かなくたって学べる事は、
いくらでもあるのだから。