一枚の絵を見て、
ある人は「何も感じない」と言う。
しかし別の人はその絵を見て、
涙を流す。
ある本を読んで、
「凄く勉強になった」と言う人もいれば、
「何も得るものはなかった」と言う人もいる。
ある映画を観て、
「オモシロかった」と言う人もいれば、
「つまらなかった」と言う人もいる。
感じ方は主観的なものだ。
100人いたら100とおりの考えがあり、
100人いたら100とおりの感じ方がある。
そう、つまり僕たちは同じものを見ていても、
見ている世界はそれぞれ違っているのだ。
感じ方が主観的である以上、
感じ方に正しいも間違いもない。
しかし世の中には自分が感じたのと同じように、
他の人も感じるべきだと考える人もいる。
自分の価値観の正しさを証明したいがために、
必死で周りにそれを確認したがるのだ。
しかし感じ方は人それぞれ違う。
だから何が正しいとか何が間違いじゃなく、
それぞれの“違い”を認め合おう。
それぞれの価値観の違いを認めたからといって、
何もそれに賛成する必要はないのだから。
違う価値観を認めるというのは、
自分が見えてない世界を見る事でもある。
オモシロい事に新しい価値観を受け入れると、
自分の見れる世界も広がっていく。
だから自分だけの世界に囚われず、
色んな世界を見れるように視野を広げよう。
僕たちはたとえ同じ世界を見ていても、
見えている世界は違っているのだから。