多すぎる選択肢は人から集中力を奪い、
結局、何も決断できなくなる。
だから「集中力がない」と感じる人は、
毎日の生活の中から、
選択と決断を減らしてみよう。
僕たちは毎日、毎日、
何かを決断して生きている。
「あれをやる」
「これをやらない」
「あれをしたいけど我慢する」
「いつかあんな事をしてみたい」
こうしたすべての判断は、
実は集中力を消耗していて、
どんどん減っているのだ。
集中力には限りがある。
人間の前頭葉にあるウィルパワーには、
あらかじめ量が決まっている。
もちろん、これはトレーニングによって、
増やす事も可能だが、
使えば使うほど減っていくから、
休んで回復させる必要があるのだ。
しかし休んでばかりいるわけにはいかない。
だからウィルパワーの消耗をなるべく最小限にし、
自分のやりたい事に集中する事が大切なのだ。
その為にも決断を先延ばしにしない事だ。
先延ばしにすると無意識に
「気にした状態」が続く事になる。
すると「決定疲れ」の状態になり、
ますます集中力はなくなっていくのだ。
よく言われるように、
「今やらないともっと面倒くさくなる」
っていうのは真実で、先延ばしにすればするほど、
どんどん面倒くさくなってしまう。
だから後まわしにしようとしないで、
できる決断はすぐに下して、
ウィルパワーの消耗を抑えよう。
そして自分のやりたい事だけに集中し、
それを習慣化していけばいいのだから。