僕たちは幼い頃から、
「周りと同じであるべき」と教えられる。
人と違う事をしていたら、
怒られたり、笑われたり、バカにされたり、
変なヤツだと言われたりする。
「おかしな事をしたらダメだ!」
そう言って人と違う事を禁止され、
学校が決めた制服を着さされ、
「校則」という名の元に洗脳されるのだ。
ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんは
高校生の時、劣等生であったにも関わらず
生徒会長に立候補した。
その理由は
「学校の廊下を走ってはいけない」という校則が
どうしても納得できなかったからだ。
そして生徒会長に見事当選した淳さんは、
「必要な時には廊下を走って良い」という校則に
変更する事に成功したという。
こういう生徒は学校の先生からすると
面倒くさい生徒かもしれない。
しかし既存のルールを疑い、
変革の為に行動できる人というのは、
大人になってからも
何かを生みだし続ける事ができるものだ。
現に田村淳さんは、
お笑いタレント、司会者としてだけでなく、
政治や社会問題についても言及し、
多方面で活躍し続けている。
それなのに学校や親は子どもたちに、
「●●はしてはいけない」という
禁止の言葉を使って、
子どもたちの行動を制限しようとする。
周りに遅れを取らないように、
同じスピードで進む事を強要して、
周囲と同化させる。
そうやって育った子どもたちは、
大人になってからも必死で周りに合わせて、
自分自身を押し殺し、空気を読んで
生きる事を考えるようになる。
「そうじゃないといけない」
「こうやって生きるべきなのだ」
という思い込みから抜け出せないままに・・・
まるで鎖でつながれたサーカスの象のようだ。
幼い頃から打ちつけられた杭に
鎖でつながれていた象は、
大人になって杭を引き抜く力を身につけた後も、
決して逃げようとしない。
なぜなら、小象の時に杭を引き抜けなかった為、
「自分は無力だ」と信じ込み、
その考えを改める事ができないからだ。
しかし僕たちは象じゃない。
僕たちは隣の人と同じではないし、
あの人ともこの人とも違う。
そう、あなたはあなたなんだ!
理解してくれる人は
少ないかもしれない。
わかってくれる人は
少ないかもしれない。
でも、あなたの代わりは
どこにもいない。
あなたの最大の理解者は、
あなた自身なのだ。
だから自分らしくあろう。
たとえ他の人と違っても、
あなたはあなたであっていいのだから。