昨日のコラムでは、
「手に入らないモノは手に入らない」
と書いた。
それと同じように、
世の中には変えたくても、
自分の力では変えられないものがある。
だから、変えたいのに変えられない事も、
あきらめた方がいい。
だって変えられないものに固執して、
拘り続けても疲れるだけだからだ。
そう、変わらないものは変わらない！
だから変わらないものはあきらめて、
変わるものに目を向けてみよう。
変わるはずがないものを変えようとすると、
人は悩み、疲れ果ててしまうだけだからだ。
変えた方がいいものに目を向けると、
自然と物事は良い方へと流れていく。
たとえば…
人は自分は変えられるけど、
他人を変える事はできない。
だから他人を変えようとするのはあきらめ、
自分自身を変えるようにすればいい。
アメリカの神学者ラインホルド・ニーバーは、
下記の言葉を残している。
神よ
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気を
われらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの
冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと、
変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。
これは「ニーバーの祈り」という呼び名で、
多くの人に知られている。
そう、変えられるものと変えられないもの、
まずはそれをシッカリと見極める事だ。
そして変えられるものを変える勇気を持ち、
変えられないものはあきらめる勇気を持とう。
変わらないものは変わらないけど、
変えられるものは自分次第で、
変える事ができるのだから。