過去を追うな 未来を願うな

過去を追うな。
未来を願うな。
過去はすでに捨てられた。
未来はまだやってこない。
　
だから現在のことがらを
それがあるところにおいて観察し、
揺らぐことなく動ずることなく、
よく見きわめて実践せよ。
　
ただ今日なすべきことを熱心になせ。
　
　
これは中部経典にある言葉である。
　
　
過去についてどれだけ悩み考えたって、
今さら変える事はできない。
　
未来についてどれだけ悩み考えたって、
まだ来てない事についてどうする事もできない。
　
そう、僕たちの人生には常に
“今この瞬間”しかないのだ！
　

　
だから今なすべきをしっかりやるしかない。
　

　
大切なのは、今。
今をいかに生きるか、なのだ。
　
僕たちは時に過去を振り返り、
「ああすれば良かった」とか
「こうすれば良かった」なんて考える。
　
しかしどんなに過去を思っても変えられない。
そしてこれは未来についても同じ事が言える。
　
まだ来ぬ未来を夢想して
「ああしたい」とか「こうしたい」とか考えても、
将来がどうなるかなんてわからない。
　
ひょっとしたら明日、
いや今日、死んでしまうかもしれないのだから。
　
　
僕たちは常に今を生きるだけだ。
　
　
いつまでも過去に拘って、
しがみついていてもどうにもならない。
　
今、どのように考えて、
どのように行動するかが
未来を創っていくのだ。
　
過去を追わず、未来を願わず、
現在に目を向けてみよう。
　
そして今なすべき事を熱心にしよう。
　
過去はもう過ぎ去った。
未来はまだ来ない。
　
そう、僕たちは今を生きるだけだ。
さぁ、今日も生きよう！