僕たちの多くは「幸せになる為だ」といって、
多くの事を乗り越えていけと教わってきた。
そして知らず知らずにうちに、
“幸せというゴール”へと向かおうとする。
しかし幸せになるのを延期し続けたとしても、
幸せがやってくる事はない。
なぜなら幸せというのは行き先ではなく、
幸せこそが道なのだから。
幸せはゴールではない。
多くの子どもたちが親や学校の先生、
まわりの大人たちから教えられる。
「ガンバって勉強していい学校に入って、
いいところに就職して、
いい人と結婚したら幸せになれる」と。
しかしこんなふうに幸せを先延ばしにしても、
そのリストがえんえんと増えていくだけだ。
何かを手に入れたらまた何かを求めて、
それを手に入れたらまた新たに求める。
その一方で人生はどんどん進んでいく。
いったい、どこまで行けば幸せに辿りつける？
いったい、いつになったら幸せになるの？
そろそろ僕たちは気づくべきだ。
人生で幸せになるべき時があるとしたら、
それは“今この瞬間”をおいて他にない事に。
チャレンジするのは素晴らしい。
勉強していい学校を目指して頑張ったり、
いい人と結婚したいと努力するのもいい。
でも努力しなくても、頑張らなくても、
幸せになる事はできる。
だって幸せは努力の先にあるのではなく、
常に僕たちの心の中にあるのだから。
今この瞬間を生きている人は
今この瞬間に輝いている。
今この瞬間に幸せを感じられる人は、
今この瞬間に幸せの道の上にいる。
忘れてはいけない。
幸せは辿り着いた先にあるのではなく、
プロセスの中にある事を。
幸せはなるものではなく、感じるモノ。
気づくモノ。
だからもし今、あなたが何かに向かって努力したり、
ガンバっているとしたら、既にあなたは
幸せの道の上を歩いているのではないだろうか？
幸せへと続く道なんてない。
そう、幸せこそが道なのだから。