「頑張る」という字は「頑な（かたくな）に張る」と書きます。
つまり無理をして頑なに張りつめている状態です。
広辞苑では「頑張る」は当て字で
「我に張る」から来ていると記されています。
しかし僕たち日本人の多くは
「頑張る」事に尊いイメージを持っています。
でも本当にそうでしょうか？
確かに頑張る事で報われる事もあるかもしれません。
だけどそのために何かを犠牲にする事も多いでしょう。
しかし頑張っているのだから、何か大切なモノを失くしたり、
犠牲にするのは仕方がないと考えるのは、
少し見直すべき考え方ではないでしょうか？
必死で仕事を頑張っている人たちが、
家庭という大切なモノを失ってしまったり、
中には心や体を壊してしまう人もいます。
確かに生きていると頑張るべき時もあるし、
何かを失うのを覚悟すべき時もあるでしょう。
でも「過ぎたるは猶及ばざるが如し」
という言葉もあります。
何事もやり過ぎはよくありません。
だから頑なに我を張るのをやめて、
もう少し肩の力を抜いていきましょう。
それと「頑張れ！」という言葉を使う時にも、
相手に余計なプレッシャーを与えかねませんので、
「応援してるよ！」って言うほうがいいかもしれませんね。
言葉のやり取りは時代の流れと共に大きく変化していきます。
だからこれからの時代はあまり「頑張れ！頑張れ！」と言わずに、
自分の気持ちを言葉で伝えられる時代にしていこう。
そうする事で頑張る事で何かを犠牲にする人も、
少しずつ減っていくはずだから。
まずは頑張らないでいいから、楽しもう♪