挨拶をする時やお礼を言う時には、
心を込めて言いなさい!
そう言われて育った人は多いのではないでしょうか?
確かに心の込もらない挨拶やお礼を言われても、
心には響かないかもしれません。
しかしそれでも嫌な顔をされるよりは、
全然マシではないでしょうか?
心はコロコロ変わるから「ココロ」と言います。
心を込めて何かを言おうとばかりしてしまうと、
どうでもいい人にはいい加減になり、
好きではない人に対しては嫌な顔になるでしょう。
それなら心を込める込めないに拘らないで、
マニュアル的に明るく挨拶をするのもアリだと思います。
“マニュアル的”という表現を使うと、
あまり良い印象を持たないかもしれませんが、
大切なのはその日の気分に振り回されないという事です。
気分本位で人と接していてはフラフラしてしまいますが、
行動本位で人と接すると自分の気分に左右されずに、
決めたとおりに行動する事ができるようになります。
明るい笑顔で挨拶すれば相手も変化します。
無理に「心を込めなくては…」と思うと、
気分がすぐれない時には苦しくなります。
しかし「いつも明るく挨拶しよう」と決めてしまうと、
別に心を込める必要もないので、
自然と明るさを広めていく事ができるのです。
それだけでなく、その日の気分でコロコロ変わる事がないから、
相手のペースに巻き込まれたり、振り回されたりせず、
笑顔のままでいる事ができます。
だから無理して“心を込める事”に拘らずに、
自分のペースで明るさを表現していこう。
いつも笑顔でいられる人は、
そんなふうに自分なりの明るさを持っているものだから。