葬儀と告別式を終え、帰ってきました。
いとこはとても綺麗でいい顔をしていました。
「今にも“お母さん”と言って起き上がりそうな気がする」
ホントにそのとおりで今にも目を開けそうな気がしましたが、
もう二度と起き上がる事はありませんでした。
そう悲しいけれど・・・“死”とはそういうものですね。
「親より先に逝くなんて・・・」なんて声もあり、
きっと先立たれた親はスゴく辛いだろうと言う人もいました。
でも、きっと親を残して逝くことになってしまった本人も、
物凄く辛かっただろうな、と僕は思った。
「どうしてみんな泣いてるの?」
3歳の息子が問いかけてきました。
「みんな別れが悲しいんじゃないかな。」
そう僕が答えると、
「ボクはお別れも悲しくないよ。」
と息子は言っていました。
「そうかぁ。うん、そうかもしれないね。」
僕は答えた。
しかし最後のお別れの時、僕は涙が止まらなくなり、
息子を抱いたまま号泣してしまったのです。
そしてやがて涙を拭き、息子を見ると泣いてる事に気づきました。
必死に涙を堪えようと唇を噛みしめながら・・・
さっきまで強がっていた息子が「悲しいね」って。
僕は黙って頷きながら息子を強く抱きしめた。
「うん、うん」
そう、それでいいんだよ。それが生きるということ。
僕たちも必ずいつか死ぬ。でも今、生きているということ。
今を生かされているということ。
人は必ず死んでいくが、その死からも人は、
多くを学び、気づき、そして生かされていく。
そして命のバトンは引き継がれ、
僕たちの魂のバトンは永遠に続いていく事でしょう。
ブログのアップが夜遅くになってしまい、
本当に申し訳ありませんでした。
でも、どうしても・・・
どうしても明日じゃなく、今日、
今、この記事をアップしたかったのです。
僕は、いとこが生きたくても生きられなかった
“今”という瞬間を生かされているのだから。
ありがとうございます!