国・県・市一日合同行政相談に参加 | ゆきわり日記 司法書士・成田澄夫の事件簿


1-2 司法書士の無料相談会

司法書士会は、結構「無料法律相談」をやってます。

ざっと、あげますと、・・・・。

1.定例相談会(面談)

●新潟市役所の無料法律相談
   ・・・・毎週火曜日の午後。
      新潟市役所分館
電話 025-226-1025
●新潟県司法書士会の無料法律相談
   ・・・・毎週水曜日の午後。
      司法書士会館(新潟駅南口徒歩5分)、
      電話025-244-5121


2.電話相談(随時
。1年中

●司法書士総合相談センター
   電話:025-228-1600
●多重債務ホットライン
   電話:025-225-9333



3.年1回程度開催

●「法の日」週間の無料法律相談
    ・・・・10月1日(法の日)から1週間
「法の日」週間の行政相談(主催:法務省)
●国・県・市一日合同行政相談所(主催:総務省新潟行政評価事務所)
    ・・・・10月11日
●司法書士の日無料相談
    ・・・・8月3日(司法書士の日)

結構、いろいろ無料相談をやっているでしょう?
このほかに、法テラスでも電話相談をやっています。

ただし、後でご説明しますが、こうした相談会には、おのずと限界があるので、それを理解した上で、上手にご利用されることをお勧めします。



1-2 一日合同行政相談会に参加しました


●日時:10月11日(金) 12:00~16:00
●場所:新潟市役所東区プラザ(東区役所に併設)


(10月11日の新潟市東区役所。曇り空)



この相談会は、国の行政機関(法務、税関、労働、国交、運輸)、新潟県、新潟市が合同で、新潟市民を対象に行った相談会です。

相談員は、国・県・市の行政機関の職員のほか、

こうした国の各行政機関に協力する形で参加されている、
弁護士会、司法書士会、税理士会、行政書士会、土地家屋調査士会
の各士業の皆様です。


司法書士会は、こうした、他機関からの協力要請があると、担当司法書士を指名します。

私は、前職が新潟県職員ということが(悪?)影響を及ぼしているのか(あるいは、全く関係ないのか不明ですが)、行政機関が主催する行事となると、出席要請をよく受けます。

そんなことで、今回も、行ってきたのです。

この合同相談会は、例年、相談者数が多いのです。
今回も、全体で90件の相談があり、私は、そのうち1割に当たる、9件の相談を受けました。

相談会の時間は4時間ですが、1人当たりの相談時間は20分に制限されています。
20分経つと、係員から注意を受けますので、どうしてもお話ししなければいけないことだけお話しして、打ち切りらざるを得ません。





1-3 相談内容から思うこと

ご相談の多くは、相続・遺言に関するものです。これは、昨年も全く同じ傾向でした。

現在、いわゆる団塊の世代が、65歳前後になっています。心配の種は、老後の生活、葬式・お墓、残された子供たちの生活など に移ってきているのでしょう。

いつも感じるのですが、相談者の多くは、既に、あちこちで相談を受けてこられた(と思われる)方が多く、法律用語をよくご存じとの印象を受けます。
そのこと自体は、大変すばらしく、(方向性も分からないまま)お一人で悩んでいらっしゃるのと比較して、数段、解決に向かって進んでいらっしゃると思います。


(司法書士の相談ブース。各士業
の相談ブースが並んでいる)


ただ、上記にあげた無料相談会は、大抵、時間制限があります。
また、電話相談では、具体的な状況がつかみずらいため、一般的な回答になりがちです。
ある程度相談して、自分なりに
方向性が理解できたら、

 自分で解決する  のか、

 専門家に解決を依頼する  のか

を判断する必要があります。
自分の手に負えないと判断すれば、早めに専門家に相談する必要があります。

早めに専門家に相談すれば、解決も早いのです。困難な問題は早く解決してしまいましょう。
肩の荷を下ろして身軽になって、1日も早く、前向きな生活を始めた方が良いとは思いませんか?



(新潟市東区役所の裏側。駐車場がある)