バナナアントルメとグレープフルーツのタルト 7月の認定お菓子講座2日目 | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

バナナとキャラメルのアントルメ

 

 

【キャラメル・バナナアントルメ】

今月は、ビスキュイ・キュイエールを使ったアントルメとして、

キャラメルバナナ🍌の組み合わせで!

 

キュイエールというのは「スプーン🥄」のことなのですが、

絞り袋が発明されるまで(発明者はシブーストさんだと言われています)、スプーンで天板におとして焼いていたので、

いまも

ビスキュイ・キュイエールといいます。

 

きれいなら模様を出すためには、

きちんとメレンゲが立てられることがまず大切で、 

 

その次には絞り方にもコツが要ります

隣とひっつけ過ぎないとか、斜めにするやり方とか、ほかいろいろ。

 

とっても美しいラインを描いた生徒さんがあり、みんなで大拍手👏

もう一つの大きな主題は

キャラメル

 

手順だけでなく、

自分の思ったところで焦がし加減を止めるにはどうするのか?

砂糖の性質とともにお伝えしています。

 

最後のハードルはマーブル模様!

でも、どんなふうにやってもそれなりに美しい模様がでるので、緊張は無用です😊

 

 

 

 

といいつつ、私の模様は、ちょっと力強さが足りず、不満足☹️

後から模様を足しました〜!

 

 

 

グレープフルーツとピスタチオを使って、

柑橘類のタルトtarte aux agrumesを作りました。

 

シュクレ生地

グレープフルーツの房切り

そして、

ピスタチオのクリームで構成されます。

 

本当は苦みのあるホワイトで作りたいのですが、最近日本ではあまりグレープルーツが売れないらしく、

輸入量も減少気味で、なぜかピンクは見つかるのに、ホワイトが見当たらず・・・

(翌週には売られましたがショボーン、去年も同じタイミング)

 

ピスタチオはシシリー産の上等を使っています。

アメリカ産もナッティで全然悪くないのですが、

せっかくなので、上質なものをお伝えしたいと思い、奮発です。

 

サワーチェリーでクラフティも。

アメリカンチェリーよりも、ぱきっとした味と酸が入って素晴らしいのです!

まずはシロップ煮。

ほんとうは種を抜かないチェリーで作るものなのですが、

さすがに種が入っていると、食べる人をびっくりさせます。

歯でもかけたら、大変!

というわけで、種を抜き、気持ち種の香りを移すため(?)一緒にシロップに。

 

 

 

 

今月も暑い中、ほんとにお疲れさまでした照れ