7月のフランス料理認定講座2日目 | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

く2日目は

きゅうりのサラダから

【加賀太きゅうりのサラダ】

 

夏になるとぜったいに食べたいきゅうりのサラダ

 

フランスや諸外国のきゅうりはとても太いですね!②

ヒマラヤのあたり原産で、西へ東へ伝わったそうですが、

それぞれの民族の好む種が選択されて残っていったようです。

 

日本にはあの太いのはないので、私はいつも加賀太きゅりを使います。

皮を剥いて、種を取り、厚めのスライスにして

生クリームとレモン汁で和えてサラダに。

 

果肉の厚みと食感は、夏のおいしさ!

暑いけど、夏もいいなぁと思う瞬間です。

 

【ラタトゥイユ】

トマト🍅がとても美味しくて濃い今が、

ラタトゥイユの作り時!

 

 

 

 

丹波の農家民宿岡田さんに

今年も完熟トマトを送っていただきました😍

 

すべてをいったん強火🔥で焼き締めてから

オーブンでふわっと火を入れると

 

全体はラタトゥイユの味、

でもそれぞれの野菜のエッジがたって美味しい😋

 

けれども今の時期ならば野菜が強いので、

どんなやり方をしても

たとえばお鍋に全部入れ、ガス火で煮ても、

それなりに美味しくできてしまいます。

 

季節を少し外したときにこそ、

丁寧なやり方が有効です。

 

とはいえ、みなさんにも丁寧に作っていただきます😌

 

そして一晩冷蔵庫で寝かしたラタトゥイユの美味しいこと!

私の作ったものは試食ですべて終わるので、

ここしばらく食べたことないなぁ🤔

 

実習で持ち帰られたみなさんが、

本当に羨ましいのです❤️

 

暑い中、ほんとよく頑張られました!

お疲れ様でした♪

 

 

【リ・ド・ヴォーで】

 

仔牛の胸腺肉で、仔牛のときだけ喉のあたりにある特別な器官のこと。

 

フランス料理の中で、仔牛は牛よりも上の食材ですが、胸腺肉も高級食材の一つ。

私はなぜだかとても好きです。

 

ただ下準備に手を抜くと、とても嫌な感じに。

(針で刺して一晩水に浸けておくだけですが、これを忘れると、ぎゅっと濃縮した乳臭さみたいなにおいが! 一気に嫌いになるレベル)

今回まったくにおいなく、うまくいったみたいです。

 

 

 

 

さわるとぶよっとしていますが、茹でるとカチッと固まります。

オリーヴのファルスを作り、サンドして、パン粉を付けて揚げ焼きに。

風味の強いものが合うようです。

 

グランメゾン東京の最初のほうのお話で、揚げたリドヴォーと芹で戻したクスクスの料理があって、ずっと作ってみたいなあ!と憧れています。

 

リドヴォーに合わせて、ジュランソン・セック

 

チーズは栗の葉っぱで包まれたバノンを

【クラフティ】

リムーザン地方のさくらんぼのデザート
本来種は抜かないとされますが、
それはかなり危険!
食べ手をびっくりさせますし、歯がかけたら大変!
 
というわけで、種を抜いてから。
ちょっとぼんやりデザートではあるのですが、
後半にクランブルを散らして焼けば
少し食感も変化して、おいしくいただけます。
 
コレーズ県の黒サクランボを使うことになっているので、
アメリカンチェリーで。