稚鮎とオマールで 6月の料理講座にて | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

6月の料理講座は、稚鮎からスタート!

【稚鮎のパネ】

 

 

稚鮎を見つけたので、揚げてアペリティフに。

和歌山産はちょっと黄色くて、

琵琶湖産は銀色な感じ。

滋賀育ちなので、迷わず琵琶湖産を選択です😌

 

蓼酢のかわりに

バジルのオイルと

 

セロリの葉っぱを低温のオーブンで乾かして

粉砕。塩と混ぜて、セロリ塩を作成。

 

葉っぱは簡単に乾いて、かなりの美味しさです😋

フランス的にトマトジュースにも散らしてみました。

使えます

 

前菜1は

【新玉スープ添え、パン・ペルデュ】

 

卵液にチーズを混ぜて、

食パンのフレンチトーストに。

 

周りは新玉ねぎ🧅のスープを流して

小さい前菜の出来上がり😋

 

前菜2は

【丸ズッキーニのファルシー、カルダモン風味】

ズッキーニをくり抜いて、

ミンチを詰めて🧀を散らしてロースト。

 

今回は、パリで買ってきたカルダモンのソバージュ野生種で香り付け。

どんな香り?

お仏壇的強めのスパイス香でした!

 

他にもいろんな野菜

トマト🍅パプリカ🫑ナス🍆玉ねぎ🧅などなどでもできます。

もともとはニースの地方料理ですが、

いまはフランス家庭料理です。

(味付けがすんだミンチが売られてて、詰めてオーブンに入れるだけ!)

 

ビーツにビネガーを効かせたサラダと

トマトのリゾットを添えて😋

 

さて、くり抜いたズッキーニの中身

「もったいないから、何かにしたいです」

と生徒さん👩‍🎓

うーん、おいしくないですよ。ズッキーニは皮に近いところを食べるもの。ミンチに混ぜて詰める余地もないし🙂‍↔️

 

「でも、ピュレとか?」

おいしいとは…🙂‍↔️

を3回繰り返し、根負けしました😆

 

じゃあ、お願いします。

玉ねぎを少しだけ炒め、

ワタを入れて火を入れたら、結構ドボドボと水分がでてきたそう。

水もダシも牛乳も入れないのに、

ハンドブレンダーをかけたら

そのままスープに😳

 

びっくりしたことに、

それはとてもおいしかったのです😳😳

 

教わりました😌

ズッキーニのワタは、

もったいないから食べる箇所ではなくて、

おいしいから食べるべきところでした!

 

 

さて今月の主菜

【オマールのパイ包み焼き】

 

オマールがほんとにもう爆上がりしてしまったので😳

(先日まで活けは一匹2000円代後半だったのが、今はもう5000円ほど)

今回は冷凍を使ってみました。

 

帆立、ちょっとのフォワ・グラといっしょに

キャベツに包み、

さらにフイユタージュで包み

オーヴンへ。

 

ソースは頭を潰してアメリケンヌソース的に作り、コライユ(卵巣)で繋ぎます。

セロリの薬味を添えました。

 

それはもちろん生のほうがいいに決まってますけど、

こんなタイプの料理の仕方なら、

冷凍解凍でも充分に使えると分かりました

(ほっとしました〜😆)

とっても満足感のある料理になりました!😋

 

デザートは

【フロマージュブランのスフレチーズケーキ】

 

フロマージュブランは、軽く発酵させただけのフレッシュチーズ。フランス料理にもお菓子にも頻繁に使います。

 

スフレ生地にして

底にはスペキュロスを砕いて敷き、

オーブンへ。

 

フロマージュブランを

スフレチーズケーキにすると

独特の甘いコクがでて、

おいしいのです😋

 

以前は国産品もあったのに、最近見かけず🥲

もっと手に入りやすくなってくれたらと

願ってます😌