【発祥の町のサブレ】
サブレsabléとは、砂sableという言葉に由来していて、sablerという動詞になると、粉とバターを合わせて、砂のような状態にする動作のことです。
もう十数年前に、「発祥の町のサブレです!」とフランス土産にいただいたのは
サブレ・シュル・サルトの町のサブレでした。(maison Drans)
あれ、サブレって、「砂」由来じゃなかったの〜!?
素朴で、まっとうにおいしい、あの薄いサブレをまた食べたいなあ・・と思ってきましたが、
偶然、パリで見つけました(海軍省のお土産コーナー)。
箱書きには「1970年7月、サブレ侯爵夫人がコンデ公に、丸くて、小さなビスケットを献上。その軽さをお気に召した公は料理人ヴァテルに、毎朝用意するようにと命じた」とあります。
こっちのメゾンLa sablesienneのサブレも、シンプルなおいしさ。粉とバターと砂糖と卵で、香料も使っていません。
素敵な箱は、侯爵夫人のイメージですね。
プレーンとアプリコットを買いましたが、アプリコット味がまたなんともよい香り! ほんとに香料つかってないの!?と思うくらい。
ちなみに、wikipediaによると、サブレという町の名前は土壌に由来した地名だそうで、つまり砂由来。サブレ発明者の夫人は、「サブレの町の侯爵夫人」という呼び名ということ(本名はMadelaine de Souvré)。
先日、高島屋を通りがかったら、催事コーナーに来てました!
輸入されてるみたい。
なんだ〜! 認定講座のみなさんとサブレの授業のときに食べようと、パリから運んで来たのに!!
でもすぐ買えるなら、これもまたうれしいことです。
キャラメルとかチョコレートチップ入りもありました。