仔羊と秋トリュフで 10月の料理講座にて | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

10月の料理教室は

【帆立とイカのシトロン・キャビアまぶし】からスタート!

 

冷蔵庫でキープしていた、いろんな種類のシトロン・キャビア(フィンガーライム)。

ぶにゅぶにゅと絞りだして、使いました。

 

帆立とイカはほんの少しの塩でしめ、

シトロン・キャビアをまぶしたら

簡単アペリティフの出来上がり!

念のためレモン汁を用意しましたが、まったく不要の鮮やかな酸味です。

 

じゃがいもを千切りにして、フライパンで焼いたお皿に乗せていただきました。

 

さて前菜は

【仔羊の肩肉コンフィ、スパイスヨーグルトと】

 

シストロン産の仔羊の肩肉をどかんとコンフィに煮ること1時間半。

あちあち言いながら

ほぐしてセルクルに詰め

バジル🌿のペースト、

スパイスを入れたヨーグルトを垂らし、

ニンニクのピュレを添えて完成。

 

この前のパリのレストランで出てきたのです。

おおらかに美味しいコンフィも、

ほぐして詰め直せば、こんなふうにレストラン料理になるんだ〜と感心してしまいました。

 

肩肉は仔羊のなかでも結構しっかり香る部位ではあるのですが、コンフィでもやっぱり😆

でも上に乗せたバジル、ヨーグルトの乳風味で丸くなり、

ニンニクも一役かいます。

 

鴨のもも肉、鶏もも、豚肩ロースでもできるのではないかしら、と思います。

 

 

主菜は

【ヒラメのパイ包み焼き、秋トリュフの香りで】

 

ヒラメを注文しておいたら、巨大なのが登場!

5枚におろして(すごく大変でしたが、達成感が!)

ファルスには秋トリュフを刻んでいれ、

ついでにスライスもはさんで、

パイ生地で包み、オーヴンへ。

パスタのブカティーニをセルクルに巻き巻きして固め、

タンバル仕立てに。

タンバルtimbaleというのは、楽器のティンパニー(太鼓)のこと。

そのような形の型のことであり、そんな形をした料理のことをさします。

 

中にはビーツやにんじん、蕪をつめて、添えました。

なかなかに手のかかる大物料理でしたが、

みなさんで作れて、楽しい時間でした。

 

 

 

デザートは

【黒イチジクのロースト】

 

石川の「黒蜜姫」(品種はビオレソリエス)を

ローストに。

 

フランボワーズとスパイスの香りの液体をかけて、オーブンへ。

 

熱々にイチジクのコンポートも入れ、

ジャスミンティを散らしたチュイルも添えて😋

いろんな香りのする、季節のデザートになりました!

 

初秋の一日、ご参加ありがとうございました!!