鹿と栗 12月の料理上級講座のつづき | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

なんだか忙しくて、

12月上旬の料理講座のお話が途中になったままでした。

 

【蝦夷鹿のロースト、栗とポワヴラッドソース】

クリスマスのご馳走にと、

鹿をローストにしました。

 

 

 

ロース肉を1時間ほどかけてゆっくりロースト、

添えはフランスの栗をベーコンで煮て、

ピュレにして、土台にしました。

 

鹿には定番のポワヴラッドソース

sauce poivradeで!

 

このソースはポワヴルpoivre(胡椒)という語から来ていて、

ピリリと胡椒の利いた中世を思わせるソースです。

煮詰め加減もきっちりと決まり、

2日ともなかなかよいソースができました爆  笑

 

 

 

 

ロースは柔らかく、しっとりと仕上がり

大満足のおいしさ!

 

お誕生日にと、ボルドーの赤をお持ちくださった方があり、ぴったりのマリアージュでとっても嬉しいことでした!

ありがとうございました!

 

さてチーズはモンドールにしたのですが、

熟成がまだで、ちょっとがっかり汗うさぎ

徳永久美子さんに送っていただいた徳多朗のプルーンのジャム、明石さんにいただいたルバーブのジャムを添えて。

 

うーん、ジャムのほうが立派になってしまいました。

 

アヴァン・デセールは

洋梨のバラとチョコムース

 

シロップで煮た洋梨をまき巻きしたのですが、

もうこの段階ですでにシャンパンと赤ワインとで

けっこう酔っ払っていて、頭がぐるんぐるんうずまき

 

試作のときは、もうちょっとマシだったのに・・・

これが限界!

 

 

 

さてデザート

バローナ100周年のコムントゥ80%を買いました。

これが、とってもおいしくて!

 

80なのに、思ったほどには強くなく、果物の香りがぶんぶんと! そのうち半分くらいはトロピカルフルーツな感じ😍
使ってみたくて、料理講座のデザートのガトー・ショコラにしてみました。

 

 

 

まだ半生のガトー・モワルー・オ・ショコラにしようとしましたが、

初日は10分焼いたら、ほんのちょっと焼きすぎて、ガトーショコラな感じに。

 

2日目は8分に短くしたら、全体的に柔らかく、ちょっと生っぽい。

(竹串で刺して、傷をつけたくなかったのです・・・しまった〜)

つまり求める食感は9分だったってこと!
チョコレートを溶かした温度にもよるのですが、ほんの1分のことで随分と違ってきて、

難し〜爆  笑

 

でも冬のおいしいデザートになりました。

添えにしたレ・リボ(発酵バターミルク)のソルベも、とても爽やかなおいしさ!
レ・リボについては、また後日紹介させてください。

とってもおいしいのです。