映画館が6月から開いたので、朝一番で行ってきました。
経営が傾いてしまったバラ園の当主が、再起をかけて奮闘する様子が描かれています。
主演は、「大統領の料理人」のカトリーヌ・フロ
美しいバラ農園に魅惑的なバラが次から次にでてきて、香りが立ち上ってくるよう
ストーリーは、ちょっと「パリの調香師」に似て、
落ちるところまで落ちたあとに、這い上がってきて、逆転!
という予定調和なのですが、それでも食い入るように見入ってしまいます。
バラの新種の開発は種から行われると知ってちょっとびっくり。
バラの香りの表現に、「オレンジ、革」というのがあって、
嗅いでみたい〜〜と強く思いました。皮じゃありません。
元不良で、鼻がとてもよい男子が
「オレンジとボクシングジム」
と表現するのです。
バガテル公園でのコンクールの様子が描かれていて、
そういえば随分昔に行った、ヌイイにあるバガテル公園に行ったことを懐かしく思い出しました。
景色を見ているだけでもうっとり、癒やされます。
美しい映像を見ながら、もう一つ思い出していたのは、子供時代のこと。
昔実家では、母はが大好きでたくさん育てていました。
敷地の一角のバラ地帯は、いつしか我が家では「バラ」と呼ばれていて、たとえば
「お母さん、どこ!?」
「バラよ」
なぜかバにアクセントがあって、そこは我が家内の地名と化していました。
当時、バラの栽培には農薬が欠かせないとされていて、
小児喘息持ちだった私のために、
あるとき、母は全部をばっさりと切り、株を抜き、更地に戻してしまいました。
ごめんね、お母さん
だから、いつしか母の日やらお誕生日にはバラの花を贈っています。そういえば金婚式のお祝いにも黄色い薔薇を100本。
おかげで喘息は治りました〜
いつか、私も自分でバラを育てる生活ができたらなぁ、と思っています。
が好きな人にはオススメ!
映画館、その回は私を含めて、たったの4人でした!!
超贅沢。